カリタスの教育を語る会『カリタス小学校の専門教科教育』  保護者感想

 6月24日に保護者対象の「カリタスの教育を語る会」がありました。
 この会は、24年度「カリタスの授業研究のありかた」、25年度「外国語教育」、26年度「宗教教育」と毎年テーマを代えて行っているものです。
 今年度は「専科教育」について取り上げました。
 本校では、一人ひとりを大事にした教育、子どもの「やりたい」という思いを大事にした教育を日々行っておりますが、これらが、国語や算数、総合だけでなく、専科の授業でも同様だということをお伝えしたいと思いました。
 そこで理科、体育、図工、音楽について、それぞれの担当教員より発表しました。
 4教科通して聞いて頂きますと、本校で大事にしている精神が、一貫して流れていることを、感じて頂けたことと思います。
 これは子どもの姿を中心に置く、長年の続けて参りました「授業研究の実り」であると感じます。

 会終了後、無記名で感想をお寄せ頂きました。在校生保護者の感想をご紹介致します。

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 今年もカリタス小学校の新たな発見の場となる有意義な会でございました。カリタスと言ったら「総合」でしたが、「専門教科」も本当に素晴らしいと実感致しました。どの教科もワクワク・ドキドキを大切に五感を刺激し、抑制されることのないような授業の研究、先生方の取り組む姿勢には、感銘を受けました。このような専科教育を受けている子どもたちは本当に幸せだと、親としても心から嬉しくなりました。

 普段、どうしても国語・算数・外国語という受験科目が気になってしまいがちでした。授業の過程を目にすることはできないので、提出物・返却物の評価やテストの点で判断しがちです。特に専科の授業は形に残らないことが多いので、具体的に何をしているのかをご説明いただけたことで、子どもからの断片的な情報と一致し、なるほどと思えました。「総合教育」にも代表されるように、考える・聴く・表現する(書く・描く、説明・発言)、行動する…全てがリンクしてこそ学びであり、成長であると思いました。また、先生方が志を一つにして、いかに子ども達の力を引き出せるか、伸ばしていけるかを常に考えてくださっていることに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございます。

 日頃から、「教科書を読むだけの授業」ではないことは、子どもの話や授業参観を通して感じていました。今回、4教科の先生方のお話を伺っても、やはり実体験することを重視していることが伝わってきました。「ワクワク」「ドキドキ」「なんでだろう?」「わかった!」「気持ちがいい!」をたくさん経験することで授業の理解度も深まるのだということは、理科のテコの話からも証明され、とても感心しました。
 図工科の加藤教諭がおっしゃっていた「発達段階における支援」がとても手厚くなされているのがカリタス小学校の特長(特徴)だと再認識した講演でした。
 授業研究等お忙しいとは思いますが、これからも子ども達をよろしくお願いします。

 専科について詳しく知ることができ、とても有意義な時間でした。そして、すべての専科が子どもたちの心の発達に必要不可欠であることが分かりました。カリタスの子ども達がいつも生き生きと学ぶことに積極的(貪欲)である理由が、これら専科教育によるところが大きいのではと感じました。どの専科もオリジナリティーに溢れ、ここでしか学べない輝きを感じます。子どもを尊重し、真の教育を実践してくださることに感動致しました。
 ヤマニーランドは大人でも是非(子ども達と一緒に)体験してみたいと思うほど、魅力的でした。そのような機会があったら嬉しいです。本日は貴重なお話ありがとうございました。

 算数・国語を大切に第一に考えてしまいがちな日々でした。専科の先生方がこれほどにも深い想いと考えと目標をもって子ども達に教育してくださっていることを知り、涙が止まりません。このような厚い内容、そして熱い教育をしてくださっているカリタス小学校生活が3月までというのが残念です。まだまだ、この学校で学ばせて頂きたいくらいです。
 理科の答えを教えるのではなく、「迷い混乱し、自分たちで答えを見つける教育」が印象的でした。
 ヤマニーランドの目的が分かり、娘がヤマニーランドの話を目をキラキラさせて教えてくれるあの姿がつながりました。カリタス小学校に通えていることが幸せです。ありがとうございます。

 どの教科も、まず子ども達ありきで工夫され考え抜かれた授業がされていると感じました。まさにオールカリタス。先生方が一丸となってすべての教科が結びついていくよう綿密に計算されていると思いました。そこに子ども達の感性が加わってどんな化学反応がおこるのか、このワクワク感はカリタスならではですね。今後もどんな驚きや発見が飛び出すのか、保護者としてとても楽しみにしております。