6年1組 最後の総合での制作

 1年間をかけて造り上げてきたアスレチックが、完成に近づきました。

 1学期のテーマ決め、夏休みのアスレチック構想と設計、秋の銀杏を作って販売した資金作り、12月の奥多摩での檜の木の伐採、そして、1月からの本格的な制作。子どもたちも、そして担任も思いっきり楽しめた1年間でした。そんな総合もファイナルです。

 卒業式を終えた卒業生ですが、最後の制作にクラスのほとんどの子が集合。完成を一目見たいと集まりました。残念ながら、少し作業が残ってしまったのですが、それは、今後は061の子たちがメンテナンスのために集まりますので、それを機会に造り上げていきます。

 子どもたちの願いは「アスレチックを作りたい」から、「アスレチックで遊んで!」に変わっています。これも、大きな意味で、奉仕の意識なのではないかなと思います。そんな意識は、入学式のためのチューリップの鉢並べ、低学年が使う畑の準備を、進んでやってくれる子につながりました。

フランス人学校(LFIT)へ6年生15名が一日入学

 2月上旬にフランス人学校生が6年生に遊びに来ましたが、それを受けて6年生15名がフランス人学校に一日入学しました。北区滝野川にある東京国際フランス学園には、幼稚園から高校まで約1200名が通っています。11~12歳はフランスの学制では中学1年になるので、カリタス生も中学1年の授業を受けました。パートナーのフランス人や先生方の助けをかりて、数学、歴史、仏語、英語、理科などを一緒に勉強しました。男子生徒が多いのですが、その笑顔や気配りに大いに救われたとか、積極的な挙手や発言にも驚いたとなどが感想に書かれていました。日英仏の3ケ国語を自然に使いこなす同世代と一緒に過ごして、英仏語学習に一層の意欲が沸いたようです。

本校児童が仏検「文部科学大臣賞」受賞

 2016年度仏検の表彰式が行われ、6年の芦刈れいさんが、小学生で5級満点合格を果たし、特別賞「文部科学大臣賞」を授与されました。1級から5級まで特別賞で表彰された方々は大勢ですが、フランス語圏に住んだこともない小学生が満点を取ることは過去にも例がなく、カリタス小学校から仏検のレジェンドが生まれました。フランス大使館フランス語担当のMme. Parmantie氏rやケベック州政府在日事務所代表のMme Deronzier氏からも直接おめでとう!の声をかけられました。一緒にカリタス中高も団体の部で「文部科学大臣賞」を受賞、カリタス学園としては二重の喜びです。幼稚園からカリタスに通う芦刈さんですが、夏休みから独力でフランス語の猛勉強を始め、卒業までの9か月に勉強したノートは10冊以上。好奇心と努力の成果が実った嬉しい表彰式となりました。