4年1組からのトピック

「『劇』をみんなでつくっていきます!」

 前回は「みんなでつくる」というクラスの目標を掲げ、その目標に向かうにはどういうテーマがいいだろうかという具体的な話が始まったところまでお伝えしました。あれから約1ヶ月。その後、1組の総合はどのようになっていっているのか…。
 「つくる」という言葉を漢字にあてはめると「作る」「造る」「創る」と3つが考えられます。いわゆる工作などは「作る」。それが大きなものになってくると「造る」。また生み出していくという意味を込めると「創る」です。
 子どもたちから出された具体的な提案は「作る」と「創る」にあてはまるものでした。12個の提案がされ(うち1つは私からの提案です)、それをプレゼンしながら絞っていきました。提案の中には「それ『みんなでつくる』なの?」という疑問が出されたものもあり、そういうものは真っ先に候補から消えました。
 そこから「(残された候補の中から)いくつ挙手するか」「結果からどうまた進めるか」など子どもたちと相談しながら、最終的には「劇」と「オルゴール」の2つに絞られました。この時点で6月末。子どもたちはさすがに「決めたい」「活動に入りたい」という気持ちが強くなっていて、最後は二者択一の多数決になりました。その結果、22票と13票で「劇」に軍配が上がります(勝負ではないのですが)。ということで、1組は「劇」をみんなでつくっていくことに決定しました。
 夏休み前に、「どんな話をしたいのか」の案は出し合いました。いろいろ出たのですが、結局、『レンタル夢ショップ』『走れメロス』『世界昔話大集合(仮)』の3つが具体的に進みそうです。前述の2つは、既存の台本があります。後述の1つはまったくの創作もの。それでも提案した子どもたちは「何とか夏休みにでも…」とやる気を出しています。