2年3組からのトピック

「とわちゃんといつもいっしょ」

〜楽しかったお泊まり会〜
 学年で取り組んだお泊まり会が無事終わりました。「YELL!」を合い言葉にみんなで協力し、励まし合って楽しいお泊まり会になりました。大成功でした。前日のスーパーの買い物からチームワークが必要でした。与えられた予算内で買い物をするのはなかなか大変でしたが無事にできました。学校で育てて収穫した野菜を使ったカレーとサラダはとてもおいしくできました。夜の学校探検、シュラフでの就寝、朝ご飯のしおむすび作りなど、どれもみんながいたから頑張ることができました。また、夜の動物見学では、「とわちゃんの目がまん丸になっていた!!」と驚きの声があがっていました。

〜総合デー とわちゃん人形作り〜
 たくさんのお客様が教室にみえました。参観のお母さまたちに自分たちの宿泊活動を説明したり、小さな子どもたちに人形の作り方を教えてあげたり、ごくごく自然に子どもたちは振る舞っていました。その姿に参観された方たちはみなさん驚いていらっしゃいました。仕掛けで手が動く人形やマリオネットなど、夢中で作っていました。初めてとは思えないほどの出来映えです。途中で話しかけても返事が返ってこないくらい集中していました。こんなに楽しんでいる活動を、これからも続けていきたいと思います。

1年3組からのトピック

「だいすき」

 7月になって二回目の多摩川探検に行きました。夏の多摩川は生きものの様子が大きく変化をしていました。草むらや水たまりに多くの生きものが見つかり、ウスバカゲロウやカミキリムシなどの珍しい虫も捕まえました。子どもたちは小さな命を細かく丁寧に観察して、たくさんの発見を楽しみました。

 ひまわりはみんなの身長くらいに成長してきました。夏休みの間に花が咲くでしょうか?さつまいもも順調に伸びています。夏休みも水やり当番を続けています。

 そして、みんなが飼いたい!と希望したひつじが、北海道の牧場から飛行機に乗ってやってきました。「ふわり」と名付けた小さなひつじと庭を駆け回ったり、エサをあげたり、小屋の掃除をしたり…と、「お母さん」を精一杯勤めていましたが、この夏の暑さで具合の悪くなってしまったふわりは、今、牧場に戻って療養中です。早く治って、1年3組のみんなのところに戻ってきてほしいです。

5年3組からのトピック

「切って びっくり ふたご みつごの きんたろう」

・段ボール工作 ・日本茶 ・うどん ・お菓子 ・和紙 ・琥珀糖 ・うんちペーパー ・もち ・トールペイント ・きんたろう ・食品サンプル

 出ていたテーマについて、質問したり、答えたり、アピールしたり…というように、フリートークをして、少しずつ絞っていきました。初めは1人3票投票して、他のものよりも票が離れて少なかったものをなくしていきました。11テーマ→→4テーマ

 さらに、このテーマならどんなことがやっていけるか…1テーマずつ考えていき、今度は1人2票で投票。10票離れた1つのテーマを無くして…。3テーマ

 もう今日こそ決めたい!と6月29日の総合の時間を迎えました。最後のアピールタイムを設けた後、第一希望と第二希望を投票して…最後は「和紙」と「きんたろう」で投票しました。2つのうちどちらかが第一希望で、もう片方が第二希望なので、この2テーマには、全員の思いが入っているから1票でも多い方に決定しようと確認しておきました。

 そして決まったテーマがきんたろう!!飴は熱くて難しそうなので、飾り巻き寿司やべこもち、アイスボックスクッキーやパンで“切っても切ってもおんなじ形”を目指します。

 1学期の残りで2回、紙粘土を使って模様作り研究をしました。1回目は、お気に入りの色でやろうと思ってのんびりと紙粘土と絵の具を混ぜていたら、すっかり粘土がかわいてしまい、思うようにくっつかないどころか、ばらばらの粘土になってしまいました。
 「紙粘土では無理だからもう食べ物でやってみよう」という意見もありましたが、「もっと計画を立ててから手早くやったら?」「かわかないようにラップや濡れ布巾をかけたら?」「接着面をぬらしてみたらできるのでは?」「違う粘土でやったら?」と意見が出て、2回目に挑みました。今度は色つき粘土を用意して、各グループの模様も少し簡単そうなものに絞ってやってみました。みごとに成功!!
 夏休み中も練習をして、もう少し難しい模様もできるようになったら食べ物に挑戦したい…と考えています。

2年1組からのトピック

「ひかりとともに」

・いよいよ、ひかりが来た!

 「ひかりが早く来てもどってきてほしいな」・・・1組のひかりに対するヤギ愛は素晴らしいです。「ひかりちゃんはね、おてんばなの。くろちゃんとかをゴーンと押しのけるの」あのね帳にひかりのことやひかりが戻って来ることを待ち望んでいる様子がたくさん綴られていました。そこで、校長先生に一人ひとりが手紙を書いて、「ひかりを大切に育てるので飼わせて下さい」とお願いしました。「しっかりお掃除も頼みますよ」と皆に声をかけられ、許可を頂きました。

 いよいよ移動動物園の日。20分休み子どもたちは教室から駆けだしていきました。ひかりとの再会に、胸がいっぱいのようです。カリタスの子は動物大好きです。ポニーやウサギ、モルモット、ヒヨコ、リクガメなど他の動物ともいっぱい触れあいました。子どもたちが動物たちと触れあっている表情はいきいきとしています。

・おとまり会に向けて野菜作り

 6月28日のおとまり会で夕食にカレーとサラダを作ります。そのために、野菜を育てることになりました。何を育てようか・・・子どもたちは調べたことを皆に発表して決めました。今年はゴールデンウィーク前に苗を植え付けたので、6月に入り、野菜の収穫が始まりました。

3年2組からのトピック

「人の中で生きるわたし」

 4月に「どんなクラスをみんなで創ろうか」考えました。「人に優しくできるみんなになりたい」「人のために自分ができることをしたい」と子どもたちは言います。「じゃあそんな学級にするために総合でできることはないか」みんなで模索を始めました。考えて動くのではなくて、動きながら考えるのです。「校区探検をしていたら老人ホームがあったよ。お年寄りに会えるかな?」「中野島駅の広場のお花が寂しいな。みんなで明るい色のお花が咲かせられないかな?」「この町に保育園や幼稚園はないかな?」と具体的なイメージがわき始めました。

 そんな矢先にカリタス幼稚園のチューリップ組さんがお散歩の流れで2組の教室にやってきました。興味津々の園児さんたちは小学校という器に驚きながらも大喜び。そんな訪問が続く中で子どもたちの関心はチューリップ組の仲間たちにフォーカスされていったのです。7月に入ってからも一緒に画用紙のバッグを作ったり幼稚園を訪問して園舎を案内してもらったり、今ではいつも“共に時を刻む小さな仲間”が小学生を待ってくれています。

 9月の再会が待ち遠しい子どもたちです。

4年1組からのトピック

「『劇』をみんなでつくっていきます!」

 前回は「みんなでつくる」というクラスの目標を掲げ、その目標に向かうにはどういうテーマがいいだろうかという具体的な話が始まったところまでお伝えしました。あれから約1ヶ月。その後、1組の総合はどのようになっていっているのか…。
 「つくる」という言葉を漢字にあてはめると「作る」「造る」「創る」と3つが考えられます。いわゆる工作などは「作る」。それが大きなものになってくると「造る」。また生み出していくという意味を込めると「創る」です。
 子どもたちから出された具体的な提案は「作る」と「創る」にあてはまるものでした。12個の提案がされ(うち1つは私からの提案です)、それをプレゼンしながら絞っていきました。提案の中には「それ『みんなでつくる』なの?」という疑問が出されたものもあり、そういうものは真っ先に候補から消えました。
 そこから「(残された候補の中から)いくつ挙手するか」「結果からどうまた進めるか」など子どもたちと相談しながら、最終的には「劇」と「オルゴール」の2つに絞られました。この時点で6月末。子どもたちはさすがに「決めたい」「活動に入りたい」という気持ちが強くなっていて、最後は二者択一の多数決になりました。その結果、22票と13票で「劇」に軍配が上がります(勝負ではないのですが)。ということで、1組は「劇」をみんなでつくっていくことに決定しました。
 夏休み前に、「どんな話をしたいのか」の案は出し合いました。いろいろ出たのですが、結局、『レンタル夢ショップ』『走れメロス』『世界昔話大集合(仮)』の3つが具体的に進みそうです。前述の2つは、既存の台本があります。後述の1つはまったくの創作もの。それでも提案した子どもたちは「何とか夏休みにでも…」とやる気を出しています。

1年1組からのトピック

「だいすき〜いのちのかがやき〜」

 6月中旬、いよいよ子羊がやってきました。1組はちょっとグレーがかった毛の子羊です。子どもたちとは実はこれが初めての対面ではありません。4月の移動動物園で一度会っていた子です。「きらきらかがやいてほしい」との願いを込めて「あかり」と名付けました。3週間近くたったころ、「あかりちゃんが大きくなっている」との子どもの日記から、あかりの身体測定を行うことにしました。子どもの調べから、「羊には体長と体高があること」、「前足と後ろ足用に体重計を2つ用意して、足せば体重が出ること」を知りました。実際にはかってみると、自分たちの体重より重そう!との子どもたちの予想に反して、「体重15kg、体長70cm、体高50cm、腹囲80cm」と意外に小さいあかりちゃんでした。あかりちゃんの名に込められた「かがやき」、そしてそんなあかりちゃんの命を慈しんで関わる「子どもたちのいのちもかがやいている」ということから、サブタイトルを「いのちのかがやき」としました。

5年1組からのトピック

「そば」

 4月からはじまった5年1組の総合活動。クラスの約束は「高学年らしいテーマを考えよう」「1年間、2年間追究できるかどうかを考えよう」そして、「友だちのやりたいテーマは、みんなもやりたいと思える」ということでした。1学期の総合は、何かの活動をするというよりも、「決めること」を学ぶ学習の期間です。35人の気持ちをひとつにまとめ、ひとつのテーマにしぼる、ひとつのテーマにしぼったら、そのテーマに全員で向かっていくという、まさにクラス作りの時間です。まず、一人ひとりがやりたいことを発表し、気持ちを共有します。もし自分の希望したテーマが落選してしまったら、今度は友だちが希望したテーマに心を寄せます。その切り替えは、ときに話し合いの中で、ときに投票後です。最初に21種類あったテーマは最終的には「そば」「チョコレート」「ジオラマ作り」にしぼられました。ここまで来ると、興味本位で「ただやってみたい」という気持ちの子はいません。自分なりに思いをもっています。そこで、担任として伝えたことは「テーマから派生することをたくさん考えてみよう」でした。「そば」からは、そばの栽培、そば打ちのみならず、そばつゆ作り、そばのおちょこ作り、ざる作り・・・、「チョコレート」からは、フルーツを入れたチョコ、砂糖作り・・・、そして「ジオラマ」からは、自然のもので作りたい・・・。この中で、長い期間追究できるもの、派生していくものが多く楽しそうなものという視点で投票をした結果、1組のテーマは「そば」に決定しました。学校の裏にある土地にそば畑を作りました。毎日水やりをし、観察をします。種から育てたそばの実でそばを打つことを、まず第一の目標とし、夏休みの調べ学習から、さらにそのそばを食べるために必要なものに活動を広げていきます。

6年3組からのトピック

「歴史劇」

 6年3組の総合のテーマは「歴史劇」に決まりました。テーマ決定までの話し合いの様子を紹介します。
 テーマの候補に挙げられた物は「おばけやしき」「釉薬作り」「はにわ」「支援・ボランティア」「オリジナルソープ」「砂糖」「多摩川図鑑」「歴史劇」でした。まずは、それぞれのテーマについてアピールをしました。どのチームもとても熱心でした。そして、各々が興味を持ったチームに入って調べたり用紙にまとめたりして、もう一度発表や質疑応答をしました。まだ迷っている人はそれぞれのテーマについて良いところや悪いところについての考えを率直に出しました。このように進め、最終的に興味を持つ人が多くなったのは「砂糖」と「歴史劇」でした。
 どちらの総合になっても全員が頑張れるように、もしテーマに決まったらどうするかという案を出したり、疑問点を解決したりして話し合いを進めました。そして・・・今日決めようと臨んだ総合で、最終的に興味を持つ人が多かったのは「歴史劇」でした。皆で歴史劇を頑張ろうと気持ちを一つにしました。この話し合いでは、子どもたちの最後の総合にかける真剣さと熱意を感じました。色々な人の思いの上で決まったテーマなので、皆で真剣に目標に向かって歩んでいける総合にしたいです。
 夏休みはそれぞれ劇や歴史について学んできます。それを生かして、2学期以降本格的な活動が始まります。