2年2組からのトピック


そらの毛大作戦(仮)

畑では、1年から育ててきたジャガイモ・玉ねぎがすくすく育っていました。また、2組はお泊まり会を目指して、人参も畑で育てていました。育てるのが難しいといわれている人参ですが、間引きをしたところ赤ちゃん人参がしっかりと育っていて、子どもたちは一安心。これら以外の野菜も育てたいと子どもたちから意見が出てきたので、みんなで調べ、それぞれの育てたい野菜を鉢と畑で育てることにしました。6月のお泊まり会では、育てた野菜だけで学年分のカレーの食材を確保でき、みんなビックリしていました。「みんなでチャレンジ!みんなとジャンプ!!お泊まり会」は、ワクワク・ドキドキが一杯詰まった2日間でした。班ごとにカレーの材料を話し合って決め、お買い物は算数で勉強した筆算を使って計算したり、国語では育つ野菜を良く見て観察名人になったりと、すべての教科とつながってお泊まりに向けて準備をしました。自分たちが調べて育てた野菜を使ったカレーは、今までで一番美味しいと口々に話す姿が印象的でした。
2組は、4月にヒツジのそらの毛刈りを見ました。その毛を使って何ができるかを相談してきました。毛の名前や洗い方を自主的に調べてきてくれる子もいて、クラスみんなに発表してくれました。それぞれそらの毛を使って作りたい物を想像しながら、まず毛をきれいにする事にしました。その名も「そらの毛大作戦!」。どんな物で洗えばいいの?洗い方は?など、疑問がたくさん出てきました。総合は、いろいろと自分が考えてチャレンジする教科です。「洗う練習がしたいけど、そらの毛で失敗したくない」ということで、現4年生がお世話していたココアちゃんの毛をお借りして、毛の洗い方の練習を始めています。シャンプー?衣類用洗剤?ボディーソープ?子どもたちの意見でやってみることにしました。毛のゴミを取って、洗って…これから、一体どのように進んでいくのか楽しみです。

1年3組からのトピック


だいすき

入学してすぐ学校の裏庭を散歩しました。たくさんある葉っぱの中から「この葉っぱ、いいにおいがするよ。」とヨモギを発見した子がいました。「本当だ。いいにおい。」とみんなでたくさん集めました。ヨモギは草餅にしたり、ヨモギ風呂にしたりできると教えてくれた子がいたので、やってみることにしました。『1年3組よもぎ祭り』の開催です。新芽はヨモギ団子に、その他の固い部分は別にゆでて足湯を楽しみました。

裏庭には、たくさんのたんぽぽも咲いていたので綿毛を飛ばして遊びました。その中の一人が「この種を蒔いて育ててみたい。」と言ったので、試してみました。本当に芽が出るのか半信半疑でしたが、パックに蒔いた種のほとんどが発芽し、お世話が大変。今も少し大きな容器に移して栽培を続けています。このまま成長し、花は咲くでしょうか。

5月に移動動物園があってから、「自分たちのクラスでもいのちを育てたい」ということで、長い間相談し、準備を重ねて来ました。いのちを預かるということは、ただかわいいと思うだけではできないこと、責任が伴うこともわかってきました。それでも迎えたいと心の準備ができた7月、待ちに待ったヤギの赤ちゃんが到着しました。翌日、みんなで名前を相談し、このヤギさんの夢がかなうようにという願いを込めて『ゆめ』と名付けました。1年3組、いよいよ『ゆめ』との生活が始まります。

1年2組からのトピック


だいすき

入学した子どもたちは数えきれないほどの「だいすき」に出逢いました。学校探検をするなかで行動半径を広げ、畑にはサツマイモの苗を植え、ひまわりの種の観察もしました。
2度にわたって多摩川探検にも出かけています。川では広い青空の下、石を積み、蝶を追いかけ、湧き水の沼に入ってヌマエビや稚魚を捕まえ、土手滑りに木登り、草花のスケッチなど休む間もなくフィールドを駆け回りました。土の硬さや柔らかさ、温かさを掌や足の裏で感じとる子どもたちは日に日に逞しくなっています。
動物の飼育については多方面からアプローチしました。移動動物園で命と出逢い、飼うことと育てることの違いを考え、自分を支えてくれているお母さんの存在に気づき、小屋の周辺の雑草を抜き、室内の清掃もしました。これと並行して福田牧場で暮らしている動物たちとお世話の大変さをみんなで感じとることができたのです。
みんなの覚悟が固まったところで、校長先生に直談判。7月12日に仔羊を迎えたところです。「愛を持って生きていけるように」「幸せな毎日が過ごせるように」とアイと名付けた子どもたち…。みんなはアイと共に大きくなっていくことでしょう。

1年1組からのトピック


だいすき

「おたまじゃくしとりたいな」
1年1組の総合はおたまじゃくしをとりたいという声からスタートです。しかし、捕まえるための道具などを何も準備していなかったので、なかなか捕まえることができず、1回目は1匹しかとれませんでした。2回目、網を用意したりペットボトルを用意したりして三角池へ。「とれた!」ついにおたまじゃくしを捕まえました。子どもたちからも自然に笑顔がこぼれます。その後は次々とおたまじゃくしを捕まえることができましたが、まだ道具が足りずにとれない子も多数いました。おたまじゃくしを捕まえた子は、どうやって飼うのか、調べて、早速自分で育てます。また、調べるではなく、「どうやって飼うの?」という友だちに聞いてみるというのもとても大切な方法です。すでに調べている子や育てている子から必要な物など、いろいろな情報を聞き、それぞれの方法で育て方を学びました。

「おたまじゃくしの足が生えたよ!」
おたまじゃくしを育てている子から、「足が生えた!」という報告がありました。飼っている生き物の成長が目に見えて分かるのがおたまじゃくしです。その変化は嬉しさにもつながり、クラス全体でも発表して伝えることになりました。育てているおたまじゃくしの発表がしばらく続く中で、「わたしはまだおたまじゃくしを捕まえてない!」そんな声が子どもからあがりました。それならと、もう一度、三角池におたまじゃくしを捕まえにいくことになりました。そして、捕まえていなかった、心残りがあった子も無事、おたまじゃくしを捕まえることができました。「はじめておたまじゃくしがとれた!」と喜ぶ子どもの姿は本当に輝き、生き生きとしています。

クラスで育てる動物さんは「ひつじ」になりました。「クラスみんなの気持ちを合わせる」ことを合言葉にたくさんの話し合いをして決まりました。おたまじゃくしという小さな「命」から「命」を育むことの大切さがあるということを振り返りながら、ひつじさんとの絆を深めていきたいと思います。

6年3組からのトピック


ダブルダッチ~思いをつなぐ縄~

3学期は、各チームの担当の人が冬休みに土台を作ってきた演技構成を基に、みんなで実際にやってみながらパフォーマンスを考えるところから始まりました。その中で、2学期に少人数のチームで選曲やパフォーマンス構成をして発表会をした経験がとてもいかされていました。

みんなの目指すところは2月後半の学習発表会。その前に2月1日に全校授業研究会で先生方が見守る中、お互いのチームのパフォーマンスを見合う機会がありました。その後にお互いに出し合った改善点から、「跳んでいない人がふらふらしている」「技を決めたあとにポーズをとるといい」「もっと声をかけ合ってタイミングをとるといい」など自分たちでは気づかなかった細かなところまで意識して演技構成を練り直すことができました。

2月8日はLFITのフランス人の子どもたちとダブルダッチを通して交流し、スポーツは世界共通で楽しめることを体験しました。学習発表会では、私たちの4チームの演技が「学校の友情物語」としてのストーリーでつながっていることを説明してパフォーマンスしました。「対立→孤独→和解→多様な個性の認め合い」という各場面をそれぞれ担当したチームがしっかり表現できていました。何よりこれまで力を合わせてやってきたすべてのチームが最高のパフォーマンスをすることができ、ともに喜び合う姿ありました。

3月。最後に学外にも披露したいという願いを叶えるため、幼稚園児にパフォーマンスを見ていただきました。小さい子たちが素直に喜んでくれる姿を見て、自分たちが一生懸命にやってきたことを通して人を笑顔にする喜びを感じました。

6年2組からのトピック


縄文LIFE復活プロジェクト

3学期は、火起こしと土器作り、そして火起こし用の紐編みと、三つの作業を分担して進めて行きました。

2月に入っても火は起きず、土器作りでは、粘土の固さを水分量によって調節することや、砂を混ぜて粘りと出すことが難しく、苦戦しました。また、紐編みでは長くて強い紐を編むために素材や編み方を研究しました。

学習発表会を終えて、残り時間が少なくなったところで2組の縄文LIFEの着地点を確認しました。子どもたちには、それぞれ自分たちが没頭してきた活動に、自分たちなりの区切りをつけたいという思いがありました。そのため、クラスで同じ活動はできなくても、それぞれが自分の縄文LIFEの着地点を目指して活動することになりました。

編んだ紐で縄目をつけた土器を作りあげ、いよいよ総合も終わりだという3月10日、初めて062縄文村に火が起こりました。子どもの力だけで、火がついたのです。14日には、子どもたちが尊敬している週末縄文人さんとの縄文人交流会をもつことができ、私たちのあゆみの発表をすることができました。また、念願だった一緒に火を起こすことも実現し、6年2組の縄文LIFEは完結をむかえました。

6年1組からのトピック


061 宇宙研究隊

3学期になると、子ども達の中で残りの時間が少なくなってきていることを意識し始めます。2月に受験を控えた子どももいます。全員で揃って取り組める時間はほんとうにそんなにないんです。でも、そこは6年生。係の子が中心になって、どのくらい時間が確保できるかを数え、「今日はこういう作業を」「次回はこちらを」「いつまでにこれを」などの声掛けをしながら進みました。

1月のスタートには、民間の宇宙旅行者の日本人第一号となるはずだった稲波紀明さんから、オンラインでお話を聞く機会に恵まれました。応募から既に18年という月日が経っていますが、その夢に向かって準備されている稲波さん。子ども達に宇宙の魅力や準備の様子をお話ししてくださり、最後には「夢をあきらめないで」とメッセージをくださいました。子ども達のこれからの生き方によい刺激になったのではないでしょうか。

その他、日常の活動の内容は、やはり2月末に迎える「学習発表会」に向けてのものが中心。1学期後半から継続しているグループによる研究(6つのテーマ)と個々に記録更新に挑戦しているペットボトルロケットづくりです。

グループ毎の研究は、それまでどんな研究をしてきたのかを伝えるために、紙にまとめてみたり、小冊子のようにしてみたり、模型にしてみたり…と自分たちなりに考え、取り組みました。対面での発表会でも、オンラインでの発表でも、どちらにも対応しやすいように考えます。グループによっての内容、そしてメンバー構成によってまとめ方に工夫が見られました。

もう1つのロケットづくりは、グループの準備の進捗状況を見ながら取り組みました。手が空いたら個人で作業という感じで、作って、飛ばしてと試行錯誤をしました。飛ばすには気象条件も左右されます。このあたり、本当のロケットの打ち上げが条件によって中止されたり、延期されたりということを実際にちょっとわかった気がします。

そして迎えた学習発表会。3年ぶりの対面での発表は、お客様の反応を肌で感じながらの発表で、子ども達にとって貴重な体験でした。久しぶりなので、なかなか自分からは声を掛けずらい子どももいましたが、さすが6年生。多くの子ども達が、自分から声を掛け、お客様に自分たちの積極的にあゆみを伝えている姿に、成長した頼もしさを感じました。

学習発表会を終えてからは、個々で取り組んでいたロケットづくり、ロケット飛ばしを楽しみました。最初から50m近い記録を出していたロケットがあり、それに追いつけ、追い越せとみんな頑張ります。そのロケットは飛行姿勢がとても安定しています。どうしたらよいのか…。試行錯誤する中で「ヘッド部分に少し重みをつけたら」という点に気づきます。ヘッド部分に小石を詰めて飛ばすと、確かに飛行姿勢は安定(詰めすぎもダメですが)。記録も最長60m近くまで伸びたロケットがありました。

と、そんな発見ができて、「さあ次には…」と意欲が高まったところでタイムアップ。卒業を迎え、みんなが小学校から飛び立っていきました。

5年3組からのトピック


劇団流星群

1月、黒姫の宿泊活動から帰ってきた私たちは焦りを感じ始めました。学習発表会まであと三週間ほどだというのに、音楽や効果音、天使の羽や岩などの大道具もできていませんでした。総合リーダーの子たちも、もう少し作業のペースをあげないといけないと思い始めていました。

学習発表会まで残り二週間。どうにか音楽や効果音を劇に取り入れることができました。校長先生や教頭先生たちに劇を観てもらう機会があり、アドバイスをもらいました。「聞こえにくいところが早口になっている」「速いテンポで言われると全然分からない。もっとゆっくりはっきり言わないと・・・テレビと劇は声の出し方が違う」自分たちだけでは気がつかないことも細かくアドバイスを頂きました。その日から、台詞を言うテンポや間を意識するようになり、演技もぐんと良くなりました。

学習発表会の日。子どもたちはやや緊張しつつもたくさんの観客の前で劇をすることに、興奮と喜びを感じていました。今まで練習してきた成果を精一杯表現しようと舞台に上がったのです。二つのグループとも無事発表を終えることができました。

3月、活動の締めくくりに隣接している幼稚園で劇を行い、幼稚園生全員に観てもらいました。幼稚園生の笑い声や「楽しかった」という感想に子どもたちは達成感を得ることができました。

5年2組からのトピック


052の迷路

2学期最後の制作では、自分たちが作りたい迷路のイメージを確認してから制作を始めました。この経験を通してグループで迷路のイメージを共有することによって、円滑に制作を進めることができるとわかったようです。

最後の制作は1月の中旬から始まりました。今回は全部で8グループ。今までの迷路に改良を加え進化させるグループ、大型迷路制作から小型迷路に変わったグループ、新しいコンセプトに挑戦するグループなどです。どのグループも学習発表会までに完成させて、多くのお客さんに体験してほしいと考えていました。オンライン授業で実際に制作する時間が減り、自分たちで残り時間を考え、休み時間も使って迷路作りを進めました。大型迷路は展示スペースの関係で、いつもの迷路の半分の広さで作ることになりました。迷路の道と面白ポイントを盛り込み、他のグループの友だちも手伝って無事完成させました。

学習発表会当日、あゆみの話を聞いた後、小型迷路と大型迷路を体験してもらうことにしました。小型迷路も大型迷路も大盛況。みんなが本気で楽しんでくれたので、途中で補修をしながら進めていきました。

学習発表会後は、それぞれの迷路の遊び方の説明カード・動画を作り、それを見ながらクラスで最後の体験会をしました。