4年2組からのトピック


みんなでハッピー!!042シアター

クラス替えなしの持ち上がりのクラス。そして担任も一緒に進級しました。昨年度のテーマで中心的な活動となっていた「ワークショップ」。人と交流する心地よさ、相手の喜びが自分の喜びに繋がる温もりが忘れられず、テーマ決めでも「もう一度ワークショップをやりたい」という子どもも少なからずいました。一方で、「新しいテーマで活動したい」という意見もあり、映画作り、ピタゴラスイッチ、タイムカプセル、劇、トリックアート、多摩川の植物を紹介する図鑑作りなどたくさんの意見が出されました。Jさんが自宅でピタゴラスイッチに挑戦し、その映像を撮影して皆に紹介してくれたことがきっかけで、自分の興味あるテーマに取り組み、体験して感じたこと、分かったことを積極的に伝え合いました。最終的に希望者の多かった①ピタゴラスイッチ、②劇&映画作り、③エコ活動の3つについて、クラス全員で体験してみることにしました。①ピタゴラスイッチは、グループに分かれ、家にある物を持ち寄り、しかけや道を作っていきました。「うまくいかないことがおもしろい」「作ったものをどこに置くかが課題」と良い点も悪い点も出されました。②劇&映画作りは、脚本作りからスタート。脚本、小道具、音楽などそれぞれがやりたい分野で活躍できる良さ、自分ではない役になって演じる面白さを子どもたちが感じるようになり、とても盛り上がりました。「劇をやってみたい」「お試しじゃなくて本当のテーマにしたい」という子どもが増え、③エコ活動の報告を聞いて、最終アンケートを実施。30名以上が劇&映画の表現活動を選びました。全員が一つの意見になるまで話し合いを進め、6月上旬に「表現活動」でテーマが決まりました。現在は自分たちのiPadで撮影の練習をしています。5グループに分かれて、撮影を開始。共通テーマは「ドラえもん」で道具は「USO800」です。このテーマで自由に脚本を描いているので、ストーリーは全てのグループで異なります。皆で見合い、意見を出し合って、2学期更に表現に磨きをかけていきたいです。

4年1組からのトピック


041の小さな世界、と蚕

【041の小さな世界】

3年生の時からやりたかったという子どもたちが試作していた「教室のミニチュア」。テーマとして他の候補が出ましたが、結局「ミニチュア」に決定し、全員で「教室そのままのミニチュアを作ること」に挑戦することになりました。その作品をカリタスに入りたい子たちに見てもらいたいのだそうです。

子どもたちの視点は、机、ロッカー、ランドセル、ロッカーの中の白いかご、そして教室全体に集まりました。班ごとに分かれての製作活動です。

あるときIさんがせっかく作ったランドセルやかごがロッカーの中に入るのだろうかと、気になりました。同じような割合で小さくしなければ本物そっくりにはなりません。そこで「スケール」という考え方にたどり着きました。同じ割合で縮めることです。けれども、4年生の算数では、まだ商が小数になる割り算は教わっていません。仕方なく、÷10…つまり1/10のスケールで製作することにしました。1回目の測定は、適当に測定した班が多く、やり直しとなりましたが、2回目は、どの班も慎重に測り、÷10をして製作開始です。
2班に分かれていた机班が一緒に活動するかどうかで、自分たちの想いを熱く語り合い話し合いました。そして、これから目指すことを考えた結果、お互いに納得して1つにまとまることになりました。すんなりとは行きませんが、それが総合の醍醐味だと、子どもたちは気づき始めています。

【蚕】

社会の都道府県の学習を兼ねて、Kさんが富岡製糸場に行った報告を聞き、担任の独断で蚕の卵を購入することにしました。それを伝えると、子どもたちも「蚕を飼ってみたい」と嬉しそうです。エサは、人工の物ではなく、桑の葉のみで頑張ります。これを何人もの子が近所の桑の木から集めてきました。5齢ともなると、450頭分の量を確保するのは本当に大変でした。学校の隣に住んでいるSさんのお宅にあった桑からもたくさんいただきました。それがご縁で、蚕が繭になる前に一度教室にお招きし、一緒にミニチュア作りの活動をしました。子どもたちも嬉しそうにお礼状を書いて、Sさんにお渡ししました。

子どもたちは、蚕がうちわに糸を張る写真を見て、是非それをやりたい、と言い出しました。そこで教室中に35本の骨だけのうちわを置いて蚕を乗せ、数日間かけてうちわに糸を吐いてもらいました。そして何とか全員分のうちわが白く輝きました。「このうちわを染めたい」という声もでましたが、ひとまず蚕の活動は区切りとしました。

3年3組からのトピック


めざせ!多摩川みたいなビオトープ(仮)

3年3組は総合でビオトープ作りをすることに決まりました。1学期の総合について、子どもたちに語ってもらいました。

私たちはビオトープを多摩川みたいにしたいので、多摩川に行って生き物をつかまえたり、ビオトープになくて、多摩川にあるものを探したりしました。多摩川では生き物をつかまえたから楽しかったです。その後、またみんなで話し合って、自分たちでつかまえた生き物のことを調べてポスターをかきました。つかまえた生き物で小さいビオトープを作ることにしたけれど、生き物が死んでしまいました。水槽や水草もくさってしまいました。

この前、3年2組と3年3組で教頭先生のお話を聞きました。教頭先生はあのビオトープを作ったクラスの担任の先生だったからです。どんな魚を入れたほうがいいか、形はくずしてもいいかなどを聞きました。教頭先生は、これからの人たちに引き継いでもらえるような形にしてほしいと言いました。魚は、自然の姿をこわす魚を入れることはやめたほうがいいと言っていました。前はアブラハヤを入れていたそうです。

他には、学校のビオトープに行って、雑草をぬいたり、石をどかしたりしました。そして、「ビオトープにゴミを入れないでね」ということや、「3年2組と3年3組でビオトープをつくっています」というポスターを作りました。

前のビオトープは大きくて管理が大変だったということや、周りの道が狭くて通りにくいことに気づいたので、大きさも小さくしようと話しています。そのために、工事の方に土をいただくことができないか、お願いしました。2学期も楽しみです。

3年2組からのトピック


ビオトープ

3年2組は総合でビオトープ作りをすることに決まりました。1学期の総合について、子どもたちに語ってもらいました。

2組は総合のテーマがビオトープに決まりました。今はビオトープに入れる生き物を調べています。登戸に「せせらぎかん」があって、そこは多摩川にいる生き物が展示されていることが分かりました。だからみんなでいってみることにしました。せせらぎかんでは多芸さんという方がお話してくれました。多摩川の堰のこととか、多摩川の魚のこと、二ヶ領用水のことなどを教えてくれました。せせらぎかんには、あゆとか、たまずんとか、おいかわとか、さわがにとか、かめとかがいました。多摩川にいる虫も展示されているかとおもいましたが、ありませんでした。多摩川のことを学んできました。

前のビオトープは大きくて管理が大変だったという話を教頭先生から聞いたり、ビオトープの大きさを測りに行った時に、道が狭くなっていることに気がつきました。持続可能なビオトープにするために、池を小さくしようと決まりました。そのために、幼稚園の工事現場に土があったので、工事の方にお願いをして土を入れてもらうことになりました。

3年1組からのトピック


町づくり

3年1組の総合のテーマが決まりました。その課程を子どのも声からもお届けしたいと思います。

「3年1組はテーマが「町づくり」にきまりました。話し合いをして、「ビオトープ」と「ひみつきち」と「ランプシェード」がのこりました。その中で多くの人が選んだのが町づくりでした。社会で町探検にいったので、中野島の駅とかを作ったり、東京タワーとかも作ったりしたいという意見が出ています。今は、グループを作ってお試しで建物を作っています。ぼくは、レストランを作っています。段ボールで2階立てを作っています。大きすぎるとダメだからミニチュアっぽくしています。グループの中で、大きく町をつくるのか、小さくミニチュアの町をつくるのかを話し合って作り始めました。」

テーマが決まったあとは、話し合いの中で生まれた、「まず、やってみたい!」という思いをもとに、活動しました。「海」を作ったり、カリタス小学校をつくったり、それぞれが思いえがく「町づくり」が見えてきました。また、作り方や材料という面でも、いろいろと分かってきたこともありそうです。活動したことを生かして、3年1組全員の思いのこもった町を完成させていきたいと思います。

2年3組からのトピック


もっともっと だぁいすき

☆ひつじのルンちゃん だぁいすき
春休みにいったん牧場に戻っていたルンちゃんが、4月22日にカリタス小学校に帰ってきました。みんなでルンちゃんのためのケーキを作って歓迎しました。ルンちゃんはさっそく毛刈りをしてもらって、小さなヤギさんみたいになりました。

「えぇっ!こんなに小さいの?」「ふわふわもこもこのルンちゃんもいいけれど、スマートなルンちゃんもかわいいなぁ…」

ルンちゃんはお腹もすっかり丈夫になって、モリモリ牧草や草を食べて成長しています。ときどき2年生が育てている大事な野菜も狙っているので、お散歩の時には「野菜を守るガードマン」が必要になりました。1年生のヤギさんとひつじのあんこちゃん、そらちゃんとも仲良くしていて、一緒にお散歩するのが大好きです。

ルンちゃんが初めて毛刈りをした羊毛を何に使うか…わくわくします。みんなで羊毛のことや洗い方を調べました。まずは、昨年2年生が飼っていたホイップとココアの毛で練習をさせてもらうことにして、少しベタベタする羊毛からゴミやわらを取り除きました。ザルに入れてふったり、白い紙の上でほぐしたり…二人一組の「工房」を作って、お互いの工房のやり方を参考にしながら進めてきました。7月20日になって初めて、ホイップの毛洗いにも挑戦しました。みんなで同じやり方でやったのに、ちぢれ麺みたいな部分とふわふわ部分ができてしまいました。ちぢれ麺もそれはそれで味わいのあるものになりそうですが、夏休みにはふわふわの仕上がりを目指して、ココアの毛をお家で洗ってみることにしました。

☆やっぱりだぁいすき 多摩川たんけん
多摩川には、5月と7月に2回行くことができました。1年生の頃から一度も雨が降ったことがない強運のみんなです。(7月は台風が来るかも…で延期になりましたが)リーダーを決めたり、計画を立てる話し合いも、とても上手に進めることができるようになりました。

「こんどはだれのお父さん先生、お母さん先生かな~たのしみ!」

チョウや虫を追ったり、エビや魚、アメンボをつかまえたり…秘密基地を作ったり、ブランコを作ったり…宝石屋さんをしたり、水切りの練習をしたり…時間いっぱい、グループで思い思いに過ごしました。7月は、曇っていたもののとても暑く、湧き水のある小川の冷たさが、長靴ごしでも気持ちよかったです。2年目になって、季節の大きな変化を感じることができました。

☆育てるのも だぁいすき
1年生の11月から玉ネギ、3月からはジャガイモを畑で育てていました。他にも育ててみたい夏野菜を調べて、発表して…畑にはきゅうり、中玉トマト、なす、とうもろこしを植えました。各自の菊鉢では、ミニトマト、ピーマン、こどもピーマン、ししとう、えだまめの中から育ててみたいものを選んで植えてみました。中には、どうしても挑戦したくて、とうもろこし、ラディッシュ、サニーレタス、ベビーリーフ、にんじん、キャベツ、青梗菜、小松菜を植えてみた子もいました。葉ものは、この時期は虫がつきやすく、あっという間に食べられてしまったり…気温がぐんぐん上昇した時には、鉢がカラカラになって枯れそうになったり…野菜を育てるのは毎日お世話を欠かさないことが大事と知りました。

6月には、念願の「お泊まり会」をすることができました。お泊まり会ができるように、筆算の練習を頑張ったり、もくもくと黙って作業をしたり、食べたり、カレーの作り方を調べて家で練習し…みんなの頑張りによって実現することができました。自分たちでスーパーで買い物をして、自分たちで育てたジャガイモと玉ネギを使って自分たちで分担して作ったカレーを食べて、自分たちで作ったランタンの明かりの中、みんなで寝袋に転がって寝て…最高の宿泊になりました。宿泊が終わってからキュウリやなすがたくさんとれ、順番に持って帰っておいしく食べました。

2年2組からのトピック


もっともっとだぁいすき

4月、初めての進級。教室の場所も変わり、いままで自分たちがいた教室にはピカピカの一年生が来ています。新二年生にとっては初めての下級生。朝の休み時間に嬉しそうにお世話に行くような微笑ましい姿があります。

昨年度3月に牧場に帰っていた三頭の羊も新学期の開始と共にカリタスへ戻ってきました。「ラメちゃん、元気だった?」と優しい声をかけながらみんなで再会を喜びました。

毛刈りのバリカンを怖がり手足をジタバタさせるラメちゃん。そんな中でも頑張って毛刈りをしてもらっている様子を2組の子どもたちは黙って、じっと見つめています。声を出すと、ラメちゃんがびっくりしてしまうのです。心のなかで「がんばってね」「だいじょうぶだよ」と応援していました。ふと誰かが、「ラメちゃんが泣いてる」とつぶやきました。よく見ると、毛刈りをされているラメちゃんの目に涙がうかんでいるように見えます。大人も気づかなかったラメちゃんの表情を、子どもたちはしっかりと見ています。

だぁいすきな多摩川にも、今学期は二回行くことができました。遊び方に迷うことなく思いっきり駆け回り、行くたびに新しい発見や体験を見つけています。すっかり多摩川のプロフェッショナルになっていますね。

6月には、初めてのおとまり会をすることができました。始めは少しだけ不安な顔が見え隠れしていた二年生でしたが、クラスのみんなが一緒だと大丈夫。カレーづくりや夜の活動などを通して、子どもたちがそれぞれの思い出をたくさんつくることができました。

二学期はおそらく、ラメちゃんの刈った毛を使った総合が本格的に進みます。総合を通して活動がどのように広がっていくのか、とても楽しみです。

2年1組からのトピック


もっともっとだぁいすき!

2年生に進級した子どもたちはクラス替えもなく、羊のアンが学校に戻ってくるのを楽しみに待っていました。小屋の掃除や周囲の雑草を抜きながらその日を指折り数えて待っていたのです。4月21日、悦びの再会。この日に牧場の福田さんが毛刈りをしてくださいました。怯えるような表情で毛が刈られる時間を我慢するアンの姿を瞬きもせずに見守っていた子どもたちです。あんなにしんどい思いまでして羊毛をプレゼントしてくれたアンの気持ちに応える飼育活動が再び流れ出したのもこの日でした。

1組の子どもたちの精神的な支柱はアン・・・ 物事の始まりの座標軸になるのはアンの存在・・・ 活動が停滞するときに励ましてくれるのはアン・・・ 聴いてほしいことを受けとめてくれるのはアン・・・。仔羊とみんなは一緒にいるだけで幸せな気持ちになるのでした。

4月以降の活動は・・・、羊毛のゴミや汚れを手作業でとる・・・。(今後は大事に洗う展開へ) 体重を計測する・・・(毎月)、夏野菜の栽培と収穫・・・(畑と植木鉢、前年度からのジャガイモとタマネギの栽培も継続、絵画や造形活動による表現)、その具材を使ってカレーを作りみんなで校内に宿泊・・・(もっともっともくもくお泊まり会 6月22日~23日)、2度の多摩川探検・・・(5月2日、7月6日)など、活動がもりたくさんの1学期をみんなで駆け抜けました。

発見、問い、試行錯誤、工夫が連続的に起こっていますが、そのベースになっていたのは前述の通り、羊のアンへの愛情と飼育活動です。

これら4つの要素はそれぞれが絡み合いながら来学期以降にもつながっていくことでしょう。

1年3組からのトピック


学校たんけん だいすき!

4月下旬から、1年生は学校探検を行ってきました。学校の地図を持って様々な先生のもとへ行き、自己紹介をすることでその先生からシールが貰えます。10枚、20枚、30枚、40枚とシールを集めるたびに、はなまるやキラキラシールのご褒美がもらえるということもあって、休み時間のたびにペアの6年生や先生、友達に「一緒に学校探検に行こう!」と誘っている姿をよく見かけました。廊下を歩いていると、学校探検の紙を持った1年生といたるところですれ違います。毎日頑張って取り組んでいるために、地図の紙がボロボロになり始めている子も珍しくありませんでした。中にはシールを50枚集めた子もいて、その頑張りを称えてメダルを贈呈しました。すると、みんなのやる気にいっそう火がつき、終業式の日ギリギリまで、はりきってシールを集めている子もいたほどでした。

初めは、それぞれの教室の場所すら分からない1年生でしたが、この学校探検を通じて、カリタス小学校の様々な場所や先生を知ることができました。これからも、カリタス小学校のことをどんどん知って、どんどん「だいすき」なものを増やしていってほしいです。

「たまがわたんけん」は1年1組「畑と動物」は1年2組のページをご覧ください。

1年2組からのトピック


畑と動物 だいすき!

入学してから、すぐに動き出した総合の授業。どのクラスも初めての授業でドキドキの状態でスタートしました。

1年生の教室の前には、大きな花壇があります。4月は昨年度の1年生が植えてくれたチューリップがきれいに咲いていましたが、今度は自分たちで花を育てます。選んだ花は、ひまわりです。雑草を抜いたり、球根を掘り出したりして、下準備をし、一粒ずつ丁寧に植えていきました。小さな双葉の芽が出たと思っていたらズンズン背が伸びて、子どもの身長よりも高くなり、花が咲くのを今か今かと待っています。

また、畑には5月にさつまいもの苗を植えました。最初は発育が悪くどうなるかみんなで心配しながら雑草を抜いていましたが、7月には蔓も伸び、葉っぱもたくさんつきました。秋には美味しいさつまいもが収穫できるように、お世話を頑張っています。

そして、カリタスの総合と言えば動物のお世話です。初めから決められた動物がいるわけではないので、クラスごと一から話し合います。どんな動物がいるのかな。お世話をするのには、どんなことを調べなくてはいけないのかな。2年生に、話を聞いてみよう。様々な考えや思いがあふれて来ます。長い話し合いの結果、1組・2組はヒツジ、3組はヤギと決まりました。早く学校に来てくれないかなと首を長くして待っていました。3頭が学校に来てからは、みんなの動物大好きがあふれていました。顔を見て名前を決めたいという願いから、各クラス名前を決めました。1組はあんこ、2組はそら、3組はしろです。どの名前もステキな願いが込められています。毎日休まず、小屋のお掃除やお散歩当番も頑張っています。是非、小学校に来たら3頭の名前の由来や、3頭の顔を見てください。

「たまがわたんけん」は1年1組「学校たんけん」は1年3組のページをご覧ください。