カリタス小学校
カリタス学園
2年3組
2年3組からのトピック

■年間のテーマ
「いさかの毛で作ろう!」

 3学期はいよいよ、羊のいさかの毛を使った毛糸づくりに取り組みました。スピンドルの練習にたくさん取り組んできた子どもたち。すっかりコツをつかんで、スルスルと長い毛糸を紡いでいました。大切に育ててきたいさかの毛とあって、手先を見つめる目にも熱がこもります。紡いだ毛糸は、ダンボールや空き箱を材料にした手作り織機、指編みによって、作品づくりに生かしました。マフラー、コースター、ヘアバンド、ポシェットなど…握りこぶしほどに紡いで丸めた毛糸玉は、思い思いの作品に変身しました。「いさかがいっしょにいるみたい」「ぜんぶ手作りだからうれしい」と、完成を喜ぶ顔は、とびきりの笑顔に溢れていました。どれも、世界に一つしかない羊のいさかとの思い出の品です。
 学習発表会では、心をこめて作った作品、毛糸玉、愛用してきたスピンドルを展示しました。自分たちの願いから生まれ、つながっていった活動だからこそ、堂々と自信を持って語る子どもたち。いさかとの再会、毛刈りから始まり、ゴミと汚れだらけだった羊毛をどうやってふわふわにしたか、毛糸にしたか、自分たちの言葉でお客様に語りました。
 2月26日、いさかの2歳の誕生日には、リードを外し、自由になったいさかと校庭を思いきり走り回りました。大はしゃぎでジャンプするいさか。その周りを囲んで走る子どもたち。クラスの絆も、羊のいさかを中心に深まってきたと振り返ります。
 2年間をともに過ごしてきた羊とヤギは、3年生への進級を前に牧場へ返すのが例年のならい。寂しいけれど、羊のいさかともここでお別れです。たくさんのありがとうと大好きの気持ちを伝え、送り出しました。いさかと過ごした思い出は、3組全員のたからものです。いさかの幸せを、みんなで心から祈り続けていきます 。

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