カリタス小学校
カリタス学園
3年1組
年2組からのトピック

■年間のテーマ
「創作劇『小悪魔マリーとみんなのキズナ』」

  ● これまで完全オリジナルの創作劇にこだわって、台本や小物、衣装などを0からつくってきた子どもたち。1月になってもまだ最後まで完成はしないものの、授業参観日に保護者のみなさんに発表することにしました。すると、「何の役をしているのかわからない。」「話しの内容が伝わってこない」「声が小さい」などなど、課題をたくさん教えてくださいました。
 そうなるとますます燃えてくるのがカリタスっ子!
 台本を練り直し、演出を見直してどんどんよくしていきます。グループ毎に共通のアイテムを作って、わかりやすいようにしていきます。北原白秋の「五十音」を使って発声練習し、大きな声が出せるようにトレーニングしていきます。台本も日に日に改良され、どんどんわかりやすく、おもしろくなっていきます。劇のラストで歌うことにしていた「トゥモロー」の替え歌の歌詞も、たった一日で完成しました。
 これまでの話し合い、作業、失敗やケンカも含めて、そうした蓄積が、一気に解放されたかのような時期でした。

 みるみるうちに劇は完成へと近づいていき、いよいよ向かえた学習発表会当日。
 なんと、メンバーの一人が体調不良で直前に早退。二人グループだったのでグループでフォローするのも難しいかと思っていましたが、もうひとりの子が帰ってしまった子のセリフをすべて引き継ぎ、つじつまが合わない所はセリフを変更し、関係する役の子と調整、練習しました。とっさにこれほどのことができたのは、台本から自分たちで作ってきたからこそ。他にも小道具が見つからない、演技中にものが壊れる、セリフを飛ばしてしまう、といったトラブルがいくつかあったのですが、そんなことは観客のみなさんには全然気にならないほど臨機応変に対応し、すばらしい発表となりました。
 観客のみなさんも、笑いあり、涙ありの大満足な様子。子どもたちにとっても大きな自信となりました。

 その翌週、学習発表会で早退してしまった子もいるときに、ペアクラスの3年3組に向けて再演しました。この日は欠席者もない「完全版」。一度多くのお客さんの前で演技していることもあり、のびのびと発表することができました。

 一年を通して、ストーリーも、道具も、衣装も含めて自分たちで考えてきた「完全オリジナル」の創作劇、『小悪魔マリーとみんなのキズナ』、ここに完成です。人前で話すのは苦手、という子が多い中で選んだ「劇」。その苦手意識を克服したいという思いも、練習や発表を重ねることで成し遂げました。「自分たちだけの劇を作るんだ」という思いも達成することができました。大きな大きな成長を感じることができた活動となりました。


みんながいれば 楽しいことがあるさ いつも
協力すれば なんでもできるはずさ きっと
ごかいして すれちがっても 勇気を出して 話すの
みんながいれば キズナが深まっていく ずっと
トゥモロー トゥモロー アイラブユー トゥモロー 
    みんな幸せ

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