外国語教育

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教育目標.4外国語教育

「カリタスで培った外国語力は、私の可能性を広げてくれます」

小さいころから友だちと一緒にフランス語で歌ったり、詩を暗唱するのが好きでした。6年生の時、仏検5級と Delf Prim A1に挑戦しました。最初はほとんど聞き取れなかったのですが、夏休み中、毎日CDを聞き、基本文を覚えました。少しずつフランス語がわかってきて、勉強するのが楽しくなってきました。カリタスで英語とフランス語の両方が勉強できて、とてもラッキーだと思っています。外国語が使えると、たくさんの人と話しができて、可能性が広がります。外国語はわたしの一生の宝物です。(中1F.M.)

英仏語の複言語教育

1年生から英語とフランス語の複言語教育を少人数教室で行います。各言語が持つ音に耳を慣らすことから始め、聞き・読み・話し・書くの4技能をバランスよく学び、小学校卒業までに英仏語の基礎力をつけます。電子黒板やタブレットなどの ICT 機器も積極的に活用し限られた時間を有効活用して、最大限の力をつけるようにしています。さらに言葉は道具なので、その奥にある文化や人々と接する機会も設け、広く外国文化に触れていきます。12月の「おしゃべり横丁」や2月末の「学習発表会での舞台発表」では、英仏語によるスピーチをし、外国語で自己発信することも学びます。

2016年度パナソニック教育財団一般研究助成

平成28年度 ( 第42回 ) のパナソニック教育財団一般研究助成校に選ばれました。2010年から3年連続で助成を受けましたが、今年は3年ぶりに「ICTを活用してグローバル化に対応する発信型の外国語力を身につける-学校と家庭を ICTでつなぐ複言語教育の充実-」というテーマで、462件の申請から79校の一校に選ばれました。財団事務局から「カリタスさんは研究校の常連ですから期待しています」と励まされました。新学期早々、40台タブレットに改良された英語教材Action Online版を搭載、4・5・6年の授業ではそれを使い、文を見ながら音を聞き、真似して発音する練習を重ねています。外国語教育顧問の久埜百合先生やICT技術アドバイザーの小野寺氏も定期的に来校、10台ある電子黒板やタブレットの効果的使い方を研究しています。夏以降、iTunes-Uで低学年フランス語の授業風景も紹介します。

英仏語で「主の祈り」

前理事長先生に「主の祈り」を英仏語で唱えていただき、それをビデオにしました。日本語では1年生から親しんでいるお祈りですが、4年生からは、英仏語でのお祈りもビデオに合わせて練習します。キリスト教文化圏では文化の一部とも言えるものなので、言葉の流れの美しさも含めて耳に残しておけば一生の宝ものとなるでしょう。他にも、「カリタス学園校歌」「デュービル賛歌」「天のきさき」なども英仏語で歌えます。

使用教材と授業時間数

英語

1・2年生では、身近なことをテーマに、歌やライムで英語の音を楽しんでいます。3年生から、久埜百合著の児童英語教材「ぼーぐなん」より、Wonderlandシリーズ、Actionシリーズ、Wordbookを使用して授業を行っています。4年生以上では毎時間タブレットを使用、Action Online 版を使って聞き取りや発音練習をしています。この Online 版は自宅学習でも使えます(有料)。内容は子どもたちが英語だけで理解できるように、ストーリー性があり、繰り返しやすい英文が、英語らしく、聞き取りやすい発音やイントネーションで全文録音されています。授業では、英語で語られる内容を聞いて理解することを基軸とし、理解できる表現を繰り返しながら応用へと繋げていきます。また、4年生以上では Wordbook(1200語収録 ) を使い、子どもたちの生活になじみ深い生活用語を中心にした語彙を身に付けます。このような教材を使用することで小学校卒業までに、中学2年前半程度の文法内容も学習することができます。1.2年生は週一回20分、3.4年生では週一回40分、5・6年生では週二回、いずれも少人数で英語授業を行っています。

フランス語

1・2年生ではカリタス独自の Verbo-Tonale Gladich メソッドでフランス語のリズムとイントネーションを徹底的に学びます。3年生からはフランスHachette 社の「Les Loustics Vol.1&2」を使い、4年間で CEFR に準拠した Delf Prim A1で要求される聞く、読む、書く、話す力をしっかりと身に付けます。
1.2年生は週一回20分、3年生以上は週一回40分、いずれも英語同様少人数でフランス語授業を行っています。

行事

フランス人大学生一日入学

今年で7年目の恒例行事です。フランスの Grands-Ecoles で日本語を学ぶ大学生が、夏休みを利用して日本語研修に来日します。カリタス小学校5年生に一日入学し、外国語の授業をはじめ、算数、理科、家庭科、お弁当、掃除、クラブ活動も一緒に行います。子どもたちも英語、フランス語だけでなく、日本語やジェスチャーも交えてフランス人のお兄さんたちと一生懸命に交流します。フランス語を使う経験だけでなく、言葉の異なる人たちに対して気持ちを伝えること、困っている相手に思いやりの気持ちを持つことを実際に体験するとても良い機会です。

おしゃべり横丁

12月、子どもたちが英語やフランス語で話す会を企画しました。名付けて「おしゃべり横丁」。5年生は二人一組でクイズ、6年生は自己紹介を英語かフランス語で行い、それを友だちや先生方に聞いていただきます。12のグループに分かれ、12名の英仏語堪能なゲストを招き、各自一分以内で3か所で繰り返し発表します。手振り身振りをつけ、表情豊かに、ヒントになる写真や小道具も準備して、子どもたちがたくさん英仏語で「おしゃべり」します。さらに2月の学習発表会では、有志の6年生がスライドを見せながら英仏語で自己紹介をします。複言語教育を実施するカリタス小学校ならではの催しです。

フランス人学校(LFIT)との交流

2月初旬、板橋にあるフランス人学校(LFIT)で日本語を学ぶ11~12歳の児童が、6年生に一日入学します。日本語やフランス語、英語でお互いの紹介をした後、各クラスに分かれて、習字、算数、理科、体育などの授業を一緒に受けます。日本ならではの、教室でのお弁当や掃除体験に、文化の違いを体験してもらいました。 3月末には、カリタス小学校の6年生15名が板橋の LFIT に一日入学します。フランス語・英語・日本語が当たり前のように飛び交う中で一日を過ごし、ちょっとしたプチ留学体験ができます。

チャレンジ

フランス語検定5級

第二外国語としてフランス語を学んだ大学生など大人が受ける語学検定ですが、カリタス小学校では6年生の希望者が秋季検定で5級に挑戦します。小学校では聞くことと話すことに重きをおいた学習をしていますが、フランス語検定を目指すことで、基本的な文法を知り、文字を読む力もつけます。20年以上やっていますが、最近は合格者数も増え、2015年秋季検定では受験者50名全員が合格しました。

「実用フランス語技能検定試験」サイト内の合格者の声のページ

Delf Prim A1

2011年春、小学生を対象にした Delf Prim A1第一回が日本で実施されてから6年が経ち、カリタス小学校からの受験者も40名ほどに増えました。Delf Prim とは、小学生を対象として聞く・読む・書く・話すの4技能を評価するヨーロッパ共通言語枠(CEFR)の基準に応じたフランス政府公認の国際的資格試験です。諸外国の小学生と同じ試験では、辞書なしで簡単な手紙を書いたり、一対一の面接もあり、本当に「使えるフランス語力」が試されます。でも、面接を終わった子どもたちは「楽しかった。もっと話していたかった」と興奮気味に会場を出てきます。幸いこれまで全員合格です。秋には、フランス大使館の関係者を招いて、合格証書授与式も行われます。これが自信となり、中学以降の英仏語学習にも、意欲的に取り組むきっかけとなっています。

英検 Jr. Gold

5,6年生は年に一回、全員が英検Jr.の一番上のGoldを受験します。事前に英検Jr.のための勉強をすることはなく、自分たちが日々の英語の授業で聞いて学んで培った力で試験に挑みます。合否の出る試験ではないため、子どもたちは各自が現時点でどれくらいのリスニングができているかを正答率の数値とコメントで把握することができます。