保護者の言葉より

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平成27年度 卒園児保護者の言葉より

カリタス幼稚園の良いと思うところは、一人ひとりに寄り添い、そして見守り導いてくださる先生方です。元気な息子はおふざけが過ぎて注意を受けることも少なくなかったと思いますが、幼稚園が大好きで、のびのびと全力で3年間を楽しみながら過ごすことができたのは、先生やお友達から愛されていると感じていたからだと思います。元気がよすぎで、きちんとお仕事にむかえているか心配でしたが、モンテッソーリ教育は男の子こそというお話にあったとおり、たくさんのお仕事を集中して取り組んでおりました。一つひとつの積み重ねが自信にもつながり、やり遂げた達成感を自ら感じることで、大きく成長することができました。子どもの目線に立った環境作りができているからこそ、安心して子供を預けることができました。

また、神様の存在を知り、眠る前に必ず手を合わせ、一日の出来事と感謝をお祈りするようになりました。心を静かにする時間を自ら持ち、3年間続けている姿に成長を感じております。元気な男の子ですが、今何をするべき時間なのかを考えたり、気づけるようになったりしたのも大きな成長で、日頃から根気強く、温かく、そして時には厳しく接してくださった先生方のお陰だと思っております。縦割りと横割りの時間、両方があることにより、年上の子に憧れたり、年下の子に優しく接したり、同じ学年の子と対等に接することで、集団生活の中でもたくさんの経験をすることができました。

先生方が子どもの心に寄り添い、根気強く見守り、どこまでも付き合ってくださることが何よりも素晴らしいと思います。息子は兄弟がおりませんので、縦割りクラスで過ごせたことも良かったと思います。年少の頃は大好きなお兄さんにお世話をして頂き、少しずつ幼稚園生活に慣れていきました。年中の頃は憧れのお兄さん達と一緒になり、たくさん遊びました。年長になると今度は自分がお兄さんとなり、年少児のお世話をさせていただきました。男児が少ないことがあまり良くないこととされていますが、少ないからこそより親密になり、異年齢のお友達ともたくさん関わり、兄弟のように過ごすことができたように思います。行事は毎年ほぼ同じ内容で親子共々に憧れ、楽しみにすることができ、とても良いと思っております。

あまり目立たない子どものような気がしておりましたが、息子が一番輝いているところを先生方が見つけて私に教えてくださいました。それが息子にも伝わっており、ドキドキしていた年少の頃からは想像できないような自信に満ちた表情になり、心も身体もたくましく成長したように思います。毎日のお祈りや宗教集会に参加することにより子どもなりにカトリック精神が芽生えているようで、いつも「神様と自分とママが一番好き!」と申しております。自己肯定感を持ち、優しい気持ちの人間に成長してくれるのではないかと思っております。

朝の暑い日も寒い日も園長先生が外で子ども達を温かく出迎えてくださいます。子ども達は(まれに子供らしい小さないざこざはありますが)きれいに1列に並び丁寧にごあいさつを交わしたり、ハイタッチをしたり、園長先生との一対一の大切なひと時を過ごします。これぞ「カリタスの朝」という気持ちでいつも微笑ましく眺めていました。普段と様子が違うお子さんや、前日にお休みされたお子さんには適切にお声掛けしてくださったり、額に手をあて体調を気づかってくださったり、本当に一人ひとりの子どもが大切にされていると感じました。先生方は子どもの良いところを伸ばそうとしてくださるので、自然とやる気や自信が生まれ、何でも頑張ろうとする力となっています。運動会やクリスマス会などの行事では子ども一人ひとりに役割があり、先生の指示通り動くだけでなく、自分たちで考えお友達と協力しながら作り上げていくので、子ども主体で自ら学びとっていく様子がとても素晴らしいと思いました。

親バカですがとても心優しく素直な子に成長していると思います。異年齢のお友達と関わり、お世話をしたりされたりして過ごしているからだと思います。そして、情緒が安定していると感じます。他の人を羨んだり悪く言ったりすることもほとんどなく、お友達の良い所を素直に褒めてあげられる子になりました。これはモンテッソーリ活動で得た心の安らぎや、お祈りで心を静めること、先生方が徹底して否定語は使わず子供に寄り添ってくださっていること全てが良い方向にかみ合っていると感じました。家でもいつも心が安定しているので、育てやすく感じます。

3年間お世話になり一番に思うことは、優しい先生方やお友達に囲まれ、安心して園生活を送ることができたということです。それは、先生方の目が行き届く環境であったからだと思います。1クラスに担任と副担任の2人の先生がいてくださってご指導していただけるのは、大きいと思います。体操やフランス語は専任の先生に入っていただけているのも、とても良いと思います。参観では、子ども達の様子がよくわかる内容となっており、成長を感じる時間でした。このように、色々な活動をゆっくり参観させていただける園は多くないと思います。日ごろの様子を常に細かく知らせてくださったり、見せていただけたりするということは、親にとってとても嬉しいことですので、感謝しております。

モンテッソーリ教育を受けさせていただき、娘はいろいろなお仕事をしてきました。まき数字を始めた頃ですが、最初は「2000までいく!」と意気込んでいました。しかし、思った以上に大変だったようで、しばらくすると「まき数字、やめたい…」と家で漏らすようになりました。強制はいけないと思い、話を聞くだけにし、様子をみることにしました。それから何週間かして「お母さん出来たよ!」と本当に嬉しそうに完成したまき数字を見せてくれました。その時の娘の笑顔は今でも忘れられません。先生方のお力はあったと思いますが、娘なりに考え納得し続けることができたことを嬉しく思います。手先の器用さや集中力はもちろんですが、この諦めない気持ちがとても育ったように思います。

一人ひとりを本当に良く見て、大切に大切に育ててくださいます。先生方は常に「見守る」ことを強調され、それが実践されています。焦らず、子どもを追い立てたり急がせたりはせず、成長を子どもに合わせて「見守る」ことは、親一人では本当に大変ですが、園と一体となって育てている実感がありました。モンテッソーリ活動も無理強いすることなく、子どもが主体的となって選んだお仕事を見守ってくださるので、子どもの満足感は大きかったようです。図書もとても充実していて、週1回の貸出時をとても楽しみにしていました。良書がたくさんあり、本に触れる機会があることで興味の範囲も広がったように感じます。字にも自然と興味を持つような環境があったと感じました。園庭も「大きいお庭」と「小さいお庭」で場面に応じて使い分け、またそれぞれに子どもの隠れ家のような場所もあったようで、思いきり体を動かして遊んでいました。

縦割りのクラス編成であることにより、年上の子に憧れを持ち、年下の子のお世話をするという体系的な良さもあり、年齢を越えた繋がりの中で互いを尊重し認め合う精神が自然に身に付くという良さもあると思います。キリスト教の教えに基づいた教育で、日々手を合わせて神様に感謝し、他者を思いやる心、助け合う優しさが養われること。教師お一人お一人が皆、子ども達の様子を本当に良く見ていてくださると感じましたし、手の差しのべ方、そのタイミングが適切であると思いました。言葉遣いも丁寧で優しく、温かい眼差しをとても嬉しく感じておりました。保護者に対しても「いつもあたたかくお見守りいただき、ありがとうございます」と言ってくださるそのお言葉が嬉しくもあり、又、育児に対する自信にもなりました。

モンテッソーリ教育により、人格形成の基盤となる幼児期を過ごせたことはとても有意義であったと思います。緑あふれ、多くの草花に囲まれ園舎で季節を感じ、おもいっきり体を動かせる環境もとても良かったと思います。季節ごとの行事も数多くあり、行事を通して日本文化に触れ、子ども達同士の繋がりも深まり、親子の絆も深まったように感じております。防犯や防災への備えもしっかりしていて、全体をとおして安心して通わすことができました。3年間温かくお見守り導いてくださいましたことに心より感謝いたしております。本当にありがとうございました。

先生方は、いつでもどのような状況でも子ども達のことを信じていてくださり、「ありのままで良いんだよ」という無条件の愛のメッセージを伝え続けてくださいました。正に「愛」(=カリタス)を感じながら登園した3年間、信じられ、認めてもらい、愛され続けた娘は、見えないものを信じることによる逞しさ強さと、愛されることによる自信と他者への慈しみを育むことができたと感じております。先生方が子ども達と(私共保護者とも)真摯に向き合い、簡単に手を差しのべるのではなくいつも子ども達に考えさせ、判断させる点は、親としてもとても勉強になりました。また、見守ることの大切さ、適切な時期を見定めることの大切さも幾度となく体験し、学びを得ることができました。