六年生宿泊三日目 宿泊カラ帰ツテヲリマス

三日目ハ、心配シテヰタ台風ノ影響少ナク、予定通リノ活動ヲ楽シムコトガ出来マシタ。
フルサト村デノ朝ハ、肝煎リノ家ニテ朝食ヲスマセ、感謝ノ気持チトシテ掃除ヲシマシタ。
自由時間ニハ、東京ヤ神奈川デ待ツ家族ノタメニ土産ヲ選ビ、村ニ流レル川ヲ分ケイリ、カッパヲツカマへ、鬼ゴッコヲシテハ転ンデ着替へ、農家サント一緒ニジンギスカンヲ食ベレバ、涙ヲ流シテ別レル子モヲリマシタ。

カリタスとイーハトーブの風

金色に輝く稲と 子どもたち笑う川
果てしない草原にいるとき 仕合わせに包まれていく
今 ほほかすめ 吹きぬけた
秋風は ぼくたちが
賢治から 学ぼうとしてる
羅須地人の心なんだね

イーハトーブの国の人は 美しいもの 見ているから
イーハトーブの国の人は 澄んだ目をしているのだろう

馬や牛が住んでいる あの農家さんの家は
ぼくたちが失いかけてる
自然を知る扉なんだね
ダイナミックな鹿踊りに 目を奪われている
大いなる 岩手の文化が
つむぐ命のハーモニー

イーハトーブの国の人は 生命のはかなさ 知っているから
イーハトーブの国の人は やさしくほほえむのだろう

ぼくらはつかの間の旅人 帰るのが惜しいくらい
風よ吹け 恵みをはこんで カリタスの未来のために
風よ吹け 恵みをはこんで カリタスの明日のために
カリタスの愛のために 愛を

超・銀河鉄道 山彦50号より

六年生宿泊 二日目-2 曲ガリ屋ノ夜

最後ノ夜ハ、遠野ノ昔ナガラノ姿ヲ再現シタ遠野フルサト村ハ「曲ガリ屋」ニ宿泊致シマシタ。

夕食ニ、白米0.5合ト蕎麦、天婦羅ト少シノ山菜ヲ食ベ、アラユルコトヲ曲ガリ屋デ行イマシタ。
就寝前、子ドモタチハ、語リ部サンカラノ民話二聞キ入リマシタ。河童ノ話ニ、座敷童子、遠野方言ヲ味ワイマシタ。

静カナ時間ヲ過ゴシタ後ハ、クラス皆デ、ヒトツ屋根ノ下ニ居リマシタ。布団ヲ並ベ、床ニ就キ、最後ノ夜ヲ過ゴシマシタ。

六年生宿泊 二日目-1 農村体験ヲ致シマシタ

どっどど どどうど どどうど どどう…

花巻カラ旅客輸送機関ニ揺ラレ、一時間。二日目ノ舞台ハ、収穫間近ノ稲穂ガ広ガル「永遠ノ日本ノフルサト・遠野」デス。農家サンノオ宅デ、農村体験ヲ致シマシタ。

子ドモタチハ…

遠野ノ町ノ農家ノ方ノ大キナ屋敷ノ中ニイテ
東ニ畑ノ仕事アレバ行ッテ馬鈴薯ヲ掘ッテヤリ
西ニ羊ヤ馬アレバ行ッテ頭ヲ撫デテヤリ
南ニ秋ノ味覚ガアレバ行ッテ採リ尽クソウカトイヒ
北ニ畳ヤ囲炉裏ガアレバツマラナイ日々開放サレ

ワイワイガヤガヤゴロゴロニコニコ…

マルデ農家サンノ「孫」カノヤウニ過ゴシタ笑顔溢レル時間ハ、遠野ナラデハノ大切ナ思ヒ出トナリマシタ。