4年生 冬の宿泊 1日目

待ちに待った冬の黒姫に向けて出発です。秋の宿泊の時にみんなで整備したリスの森の中に入り、雪や木々が音を吸収してくれるという話を聞きながら、静かな世界に浸りました。けれどもその後、広い白銀の世界を見た途端、歓声を上げて雪に向かっていきました。前日の大雨で、雪はかなり水を含んで融けていましたが、そんなことは気にせず雪合戦にそり滑りと1時間ほど思う存分遊んだようです。
ホテルに戻ってからは、地元のボランティアの方に昔の暮らしを教えていただきました。「昔は全部藁や木で必要なものを作っていたことを教わりました。昔の人は、とても忙しかったのではないかと思いました。」(子どもの日記から)

4年3組 カリタス幼稚園でマジックショー

4年3組は、「ようこそ!043マジックの世界へ」が総合のテーマです。クラス全員で、マジックの世界を追究し、日々様々な技術を磨いています。今回は、日頃の成果を披露するため、お隣のカリタス幼稚園でマジックショーを行うことを計画しました。
当日は幼稚園のホールに集まってくれた150人以上の幼稚園の皆さんの前で、様々なマジックを披露しました。
プログラム前半は、「帽子マジック」「浮くマジック」「瞬間移動マジック」「入れ替わりマジック」のステージ・マジックです。かわいい幼稚園生は、帽子を確かめたり、人形を選んだりして参加しながら、不思議な現象に「えー!」「なんで~?」と驚きの声を上げてくれました。後半は、テーブル・マジックです。「トランプマジックA/B/C/D(合計4)」「輪ゴムマジック」「科学マジック」「コインマジック」の7テーブルで、幼稚園生のペースに合わせてマンツーマンで、それぞれのテクニックを展開しました。かわいいお客さんと楽しい交流ができ、2か月近く準備してきた4年3組は、忘れられない貴重な経験ができました。

WFPチャリティー エッセイコンテスト2023入賞作品その5

WFPチャリティー エッセイコンテスト入賞作品、五人目です。

佳作(小学生部門)「食事がもつ大きな力」       6年

私は最近、夕食を作る手伝いをしている。一人で料理を作れるようになりたいからだ。
この間、私は思い立って一人で料理を作ろうとした。少しでも、毎日当たり前のように料理を作っているお母さんの力になりたかった。肉とピーマンの炒め物と、シンプルな料理だったし、レシピを見ながらなので、正直あまり料理経験がない私でも、比較的簡単に作れると思っていた。けれど、想像と現実は違う。材料を準備するところから手こずってしまい、結局、お母さんに色々おそわりながら、二人で料理することになった。私はその時、一人で料理をして、お母さんの力になるどころか、逆に負担を倍にしてしまったと思ったし、料理はとても難しいことだと実感して落ちこんだ。その後、料理ができ、二人で食卓を囲んで食事をした。あいかわらず、料理はおいしかった。けれど、ほぼお母さんが作ったから、納得しながら食べた。その時、「おいしい!」という声が聞こえた。「作ってくれてすごく助かった!ありがとう」そうお母さんが言ってくれた。私はその言葉を聞いただけで、達成感ややりがいを感じてとてもうれしかった。その一言に大きな力をもらったのだ。食卓は笑顔になり、いままでにないくらい温かくなった。その時に、その瞬間に、私は「作って食べる」という事の良さが全て分かった気がした。今の時代、何もかも便利になっている。食事もそうだ。出前を頼めば、いつでもどこでも簡単に食事はできる。もちろん出前も良さはあるが、「メールで思いを伝えるより、手紙で思いを伝えた方が、その人への思いが伝わる」というように、出前よりも、手料理の方が作った人の思いが伝わるのではないかと思う。
この先、世の中はもっと便利になると思うが、直接料理を作ることはなくならないでほしい。そのくらい、手料理は人を幸せで包みこむ力をもっている。その力を絶やさないために、今日も私は夕食作りを手伝う。