6年1組からのトピック


「家」

 「みんなで力を合わせてもっと上を目指す」という自分たちが立てた目標と照らし合わせながら、「家」「遊園地II」「お化け屋敷」の3つからテーマを考えていきました。でもお試しもできず、話し合いは平行線のまま。そこで、昨年の遊園地の遊具のように思い思いにまず模型を作ってみよう、ということになりました。

 お化け屋敷チームは部屋のレイアウトと実際の仕掛けを段ボール箱で作り始めました。遊園地チームは観覧車・コーヒーカップ第2弾・ジェットコースターの仕組みを悩みながらも模型にしていました。そして、楽しそうに部屋割りを考える家チームの子たち。段ボール箱を仕切って部屋を作り、お人形の家具を置いて、まさに人形の家を作りました。工作用紙で家具を作り始める子も出てきました。

 模型づくりも終盤に入った頃、家チームのリーダーであるMさんとYさんが皆に「聞きたいことがあるんだけど」と切り出しました。
「何だか家というよりは、家具に凝っているので、家具づくりをしたいのかな、と思って。それなら家具づくりをテーマにしますか?」
それに対して、賛成が4人いましたが、20人以上は全くその気はないとのことでした。そうであれば、はじめから段ボールのような底も壁もある家はありません。自分たちの家造りに対する考えが甘かったことに気づきました。

 はじめから割箸を使って柱を立てるのに苦労していたYさんとRさんは「ラーメン構造」について研究していました。また、何気なく柱を立てて家のように作ったものの、あっという間に柱が全て倒れてしまったSくんは、柱と柱の間に斜めに一本筋交いを入れることに気づきました。

 子どもたちも、実際に家造りは大変だと改めて実感したようでした。「真剣に取り組まないと大変なことになる」と。そこで怖じ気づいた子が数名いましたが、結局は「家〜37名みんなで泊まりたい〜」に決まりました。
 2学期からの活動に向けて、夏休みに自分たちで調べたり、材料を集めたりすることでしょう。