4年1組からのトピック


キラキラ輝く3つの合体大作戦~人と動物を笑顔に~

 3学期は、冬の宿泊を終えた後も大忙し。2月15日には学習発表会の機会が。3月2日には、私たちカリタス夜空連が開く最初で最後のお祭り『カリタス夜空の阿波マルシェ』という大舞台が控えています。「何売る?」「材料は何がいる?」「まずどれくらいの人が来る?」「その前にどなたをお呼びする?」「予算はどれくらい?」「踊り最近全然踊ってない!」「学習発表会前日の児童鑑賞会はどんな時間の使い方する?」と、課題は山積み。あちらこちらから、色々な声が聞こえてきます。ここから、担当を一つひとつ決め、手分けしてミッションを進めていきます。『阿波マルシェ』は、カリタス女子中学高等学校で開くことになったため、準備の勝手が分かりません。教師任せにせず、自分たちで法人本部の方に相談しにいきました。『阿波マルシェ』を宣伝するポスターも制作し、中野島の商店街に直接お届けしにも行きました。

 大盛況で終えた学習発表会の後、2週間足らずで迎えた3月2日(日)。
朝からお集まりくださった保護者の皆さんに机などの大道具を運んでいただきつつ、できる限りの力で準備を頑張りました。ポスターも、受付票も、看板も、太鼓キーホルダーやちょうちんなどのグッズ、そこに入れた説明書きの用紙など、自分たちで作ってきたものがたくさん並びます。頑張って作ってきた場ですから、自然と笑顔でお客さんに接することができた気がします。
 踊りも、これまでで一番の笑顔で踊ることができました。実はこの日、2年間お世話になった『湘南なぎさ連』の皆さまもお招きし、目の前で、圧巻の演舞を焼き付けることができました。2年間阿波おどりをやってきたみなは、釘付け。「憧れ」の存在であることは、今も変わりません。最後に“乾杯”にもお付き合いいただけたことも、想い出の1ページとして刻まれました。お礼をお伝えし、最後に片付けにも励み、夢の大舞台が幕を降ろしました。

 阿波おどりから始まったこの2年間、『カリタス夜空連』の37人は、突き進んできました。でも、そこには、必ず多くの方のお力添えと、あたたかな眼差しがありました。
 5年生に進んでも、自分と隣人、どちらも大切に“どんなときでも輝いていたい”と命名された夜空の星のように、「笑顔」を絶やさず、今を生きていってくれることと思います。夢中になって走りぬいた2年間でした。やっとさー、やっとやっと!

4年1組からのトピック


キラキラ輝く3つの合体大作戦~人と動物を笑顔に~(仮)

 2学期開始4日目、「カリタス夜空連」は、西八王子で開かれる『踊れ西八夏まつり』にて演舞させていただきました。学校説明会後、学校に残って練習し、いざ出発。予想以上の暑さに、日中の街頭募金は断念しましたが、日が傾き、空の色が変わろうとしている頃、37名は、少し色落ちした山吹色のはっぴを身に纏い、駅前広場にいました。三方をお客さんに囲まれ、「非日常」の中を踊りました。辺りが完全に暗くなった頃、幅4mの商店街でも踊りました。お客さんとの一体感に心弾ませました。
 商店街を抜けた後は、街頭に立ち、絶滅危惧種の救済募金に役割をスイッチ。はじめは恥ずかしくて出なかった声も、仲間と並び、募金をしてくださる方の「踊りよかったわよ」「がんばってね」の声に後押しされて、精一杯呼び掛けることができました。暗くなるまで仲間と活動できた経験も、一生ものの宝物となりました。

 ただ、息つくひまはありません。一ヶ月後には、昨年叶わなかった『かわさき阿波おどり』の舞台が控えています。迎えた当日、掲げたテーマは「笑顔」。10分の踊りに全てを込めました。「笑顔でできた」という子と、「笑顔の”つもり”だったけど…」という子もいて、次への課題も明確になりました。
 さらに3週間後は、『遊行寺』にて「屋台」出店の予定でしたが、アスフェス延期の関係で、参加できないことに…。残念な思いを抱えていた矢先、終業式直後の12月21日(土)に、『しんゆりフェスティバル・マルシェ』へ出店できることが決まり、2学期の残る期間は、初めての屋台出店準備に注ぐこととなりました。実際に店番をしてみて、お客さんが来ないときの寂しさや焦りも感じましたが、何より、お客さんが来てくださったときの喜びを知りました。そして、自分たちで1から企画をし、準備をしてきた自信と、成果と課題が見えてきました。

 3学期には、カリタス小学校にて、『カリタス遊行(仮)』という、阿波おどりと屋台を楽しんでいただけるお祭りを開こうと企画しています。皆で決めたテーマ名にある「人と動物を笑顔に」を目標に、私たち「カリタス夜空連」ができる最大限のことを頑張りたいと思っています。

4年1組からのトピック


キラキラ輝く3つの合体大作戦~人と動物を笑顔に~(仮)

 同じメンバーで過ごす2年目の総合。話し合いの末に最後の残った3つは、昨年の総合から願いを発したものでした。
①遊行寺に阿波おどりで出たときにあったマルシェのように「屋台」を出してみたい
②昨年度の「阿波おどり」をもっと深めて、観る人を笑顔にしたい
③「絶滅危惧種」がいるから、多摩川でごみを拾うなどして、その動物たちを助けたい(昨年度に案として出されていたものから派生)

 この3つには、どれにも懸念がありました。
①屋台に出したいものの案が簡単なもので広がらない、そもそもマルシェを出す場所があるのか分からない
②学年が変わったから新しいことをやりたいという子もいる
③「絶滅危惧種」に会うことはできないから、その実感はもてるのかな

 一人の子が、「遊行寺もあるから屋台を阿波おどりと合体できないかな」と考えたことを出発点に担任も考え、異例の「3つを合体する」コンセプトを提案してみました。「ごみや廃材で作る作品をお客様に買っていただき、その代金を絶滅危惧種を保護する団体さんに募金するという活動をする阿波おどりの団体」ということになります。

 もちろんそこには、「さすがに3つは多すぎる」という反対意見もありました。異例ですから当然です。ただ、「去年も壁が多くて楽しかったよ」「小学校60年の中で前代未聞で、まず楽しそうだからできたらすごいと思う」「この相性のよい3つだから丸くおさまって、みんなハッピーになると思う」「やってみないと分からないからやってみよう」など、前向きな意見が多く出て、“前代未聞”のコンセプトでのテーマがスタートを切ったのでした。

 6月から活動ができたので、3つの担当に分かれて、調べ活動に打ち込みました。募集をしている阿波おどりのお祭りに直接電話をかけて交渉したり、今後開催予定のマルシェに出店できるように応募する文章を考えたり、多摩川にごみを拾いに行ったり身近な廃材を集めてエコで作れる作品を考えたり…。
 その結果、2学期になんと、阿波おどりのお祭り3つに出られることが決まったのです。阿波おどりチームの子は、急ピッチで並び順などを考えていきました。現在は、マルシェへの出店も応募している段階です。夏休みは、各自で踊りを練習したり作品を作ったりして、2学期からの『大作戦』に備えていこう―。そんな確認をして、1学期が閉じたのでした。