■年間のテーマ
「だあいすき」
6月に入りヒマワリが少しずつ育ってきたころ、1年1組ではどんな動物を飼いたいか話し合いが始まりました。
教師が牧場に行き、撮ってきた様々な動物の写真を子どもたちに見せ、1人ひとりが、飼ってみたい動物へお手紙を書きました。
「だいじょうぶだよ。おかあさんとわかれても、わたしがおかあさんになるよ。」
「カリタスしょうがっこうは、とてもいいところだから あんしんしてね。」
と自分の思いを書くことができました。
そして、一番人気のヤギを飼うことに決まりました。校長先生にヤギを飼わせてくださいと、みんなでお願いに行き、休日当番を一緒にやってくださるご家族にもお願いをしました。
ちゃんとお世話できるか自信がないと言っていた子ども達でも、「メーメー」と鳴き続ける子ヤギと会った瞬間に目つきが変わります。皆で真剣に話し合い名前は「ミルク」に決まりました。そして、交代で動物小屋の掃除をすることになりました。
「うわー。くさいよ。うんちだらけだ。」
と言いながらも必死になって小屋をほうきで糞を掃き、ブラシを使って水洗いもしました。
「いつか、ミルクをだいすきな たまがわにつれていきたい。」という願いも生まれました。
この子達なら、夏休みも責任をもってヤギのお世話をすることでしょう。
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