カリタス小学校
カリタス学園
1年3組
1年3組からのトピック

■年間のテーマ
「だいすき」

 5月に植え付けたトマトが見事に育っています。大きな鉢に土を入れ、「よいしょ!よいしょ!」と友だちと力を合わせて運び、苗を植え付け、毎日欠かさずに水をやりました。暑くなってくると、6年生からの「昼休みに水をあげると、暑さでトマトがダメになってしまう」というアドバイスに従って、朝のうちに水やりを済ませるようになりました。途中、実を大きくするために芽かきをしたり、実がたくさんつくように鶏糞をあげたりと、お世話を欠かしませんでした。「大きくなあれ!」「赤くなあれ!」 真っ赤なルビーのようなトマトがたわわに実りました。

 段差を超えるのが大変そうな羊が無理なく出入りできる階段を作ろうと、話し合いをしています。羊のお世話の中で気づいた子どもが、みんなに提案したのです。グループ毎にどうしたらいいかを考え、設計図を描きました。初めての話し合いなので、「なるほど」「それいいね!」と上手く進んでいるグループもあれば、ひとり一人の思いが強くなかなか話が進まないグループもあります。この活動の中で、自分の思いを通すだけでなく友だちの考えを聞くという、人との関わり方を学んでいるのです。

 7月に入ってから、羊の元気がありません。小屋をのぞいてもなかなか立ち上がらず、散歩に連れ出してもすぐに座り込んでしまうのです。そこで、—度牧場に戻し様子を見ましょうということになりました。子どもたちにそのことを話すと、「しばらく会えなくなるのは嫌だけれど、ふわもこが元気になるためならいいよ。」と賛成してくれました。「では、毎日の動物当番はどうしますか?」と問いかけたところ、何の躊躇もなく、「ここ(1組の羊)やしろは(2組のヤギ)がいるから毎日するよ。」との返事が返ってきました。1組や2組の子どもたちからも、3組の羊を心配する声がたくさん寄せられています。3頭の動物たちが、1年生みんなの大切な仲間になっていることを感じました。

 残念なことに、この後3組の羊「ふわもこ」は、天国に旅立ちました。まるで眠っているかのような、穏やかな最期でした。

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