カリタス小学校
カリタス学園
2年3組
2年3組からのトピック

■年間のテーマ
「いさかの毛で ふわふわにこにこ大作戦」

 ゴミを取り、お湯と洗剤で洗い、繊維の向きを揃えてふわふわにした羊の毛。6月と7月は、これを使ったもの作りに挑戦しました。とは言え、どうすれば何が出来るか、子どもたちは試行錯誤の段階です。「コロコロしたらボールになったよ!」「ふわふわで気持ちがいいね。」手で直接触れる感触を楽しみながら、進めていきました。
 「見て見て!こうすると毛糸みたいになるよ。」という嬉しそうな声に目を向けると、2人組で軽く丸めた毛を持ち、ねじりながら引っ張って、毛糸を作る子どもたちを発見。初めは簡単によれて戻ってしまうのですが、根気よく作業を続けていくと、まるで糸のように細く伸びていきました。「すごいね。」「いいなぁ!」という声とともに、だんだん真似をする子が増えていきます。憧れである手編みのマフラーにも、このように毛糸を作ればたどり着けるかもしれない…と、みんなが気づくきっかけとなりました。
 「誰の毛糸が一番長いか選手権」を開催すると、クラス中が大奮闘!負けたことが悔しくて、涙を流す子も出るほどの白熱ぶりでした。ひとつひとつの毛糸に「丈夫ですごいで賞」「短いけれど細くなるまで頑張ったで賞」など、素敵な賞を贈り合いました。真剣さとともに、相手を想う優しさを忘れない子どもたちです。
 毛糸作りと並行して、ニードルを使ったマスコット作りに挑戦している子もいます。大切な羊の毛で何を作っていくか、まだまだ夢は広がるばかりです。

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