カリタス小学校
カリタス学園
2年3組
2年3組からのトピック

■年間のテーマ
「いさかの毛で ふわふわにこにこ大作戦」

 羊のいさかも1歳半を過ぎ、随分大きく成長しました。とは言え、穏やかで優しい性格はそのまま。2年生の子どもたちに連れられて、いつも楽しそうに散歩をしています。今学期は「私たちの大好きな多摩川に、いさかも一緒に連れて行こう!」と、学校の外を歩かせる練習にも取り組みました。無事にたどり着いた多摩川。美味しいドングリや雑草が山ほどある自然は、羊のいさかにとって夢のような場所だったようです。幸せそうないさかを見て、3組の子どもたちも幸せいっぱいの表情を浮かべていました。
 いさかとの絆が深まるほど、羊毛での創作活動にもいっそう熱が入ります。2学期は、“スピンドル”を使った毛糸作りに挑戦しました。スピンドルとは、駒のような形をした手紡ぎの道具。これをくるくる回転させることで、ふわふわの毛に縒りをかけ、毛糸にすることができます。手芸店で市販もされていますが、「私たちにも作れる!」と、頼もしい子どもたちは、スピンドルを一から手作りし始めました。段ボールやコースター、菜箸、編み棒など、身近な材料で作った自分だけのスピンドルは、こだわりの逸品です。
 スピンドルができ上がると、さっそく手紡ぎの特訓が始まりました。初めは糸が切れる、細くならない、上手く回らないなど苦戦を強いられていた子どもたち。しかし、持ち前の根気と集中力で、次第に手紡ぎの腕を上げていきました。「名人を目指そう!」を合い言葉に、今も特訓は続いています。最近では、大人よりずっと上手に紡げる子も増えてきました。紡いだ毛で、立派な毛糸玉を作れた子もいます。隣のクラスに毛紡ぎを教え、代わりに羊毛の植物染めを習うといった交流活動も生まれました。
 3学期には、いさかの毛を紡ぎ、毛糸を使った作品作りにも挑戦しようと話しています。2年生として、いさかと過ごす時間もあとわずか…大切にしていきます。

以前の内容>
<戻る

イメージ

イメージ

イメージ