■年間のテーマ
「ダンス」
①どれがいいかな？
最終的にダンス・竹・気球の3つがテーマ候補に残りました。子どもたちはその中で自分のやりたいことを考え、そのグループのメンバーとなって、一緒に活動しました。
そして総合の時間には、アピールタイムと称して、皆に活動の良さを必死にアピールしました。時には体験コーナーを設け、時には本をテレビに映して「こんな事ができます」と力説し、どのグループも熱心に発表しました。1学期の総合のほとんどを、このようにグループでの活動や発表で費やしました。これらを通して、子どもたちは自発的な活動の創造力とプレゼン力を磨いたように思います。
②ダンスって楽しい
テーマが決まった最初の総合では、まず「総合が決まってうれし～い！」を体で表現しました。皆それぞれ動きが違います。何人かの子の動きを見て、「みんな違うけれど、みんなうれし～いという感じがする」ということに気づきました。ダンスで表現する事にルールはないのです。
Mさんの動きを見て、Aさんが「歯車みたい」と呟きました。そこで、みんなで歯車の動きをやってみました。何度かやっていくうちに、１人が２人、２人が4人というように友達と一緒に歯車の動きを表現する子たちが現れました。
翌日は、Sさんが「羊をやってみたい」と言い出しました。そこで去年まで飼っていたミルク・チョコ・メリーを真似てみました。次第に子どもの役（去年の自分たち）が登場し始めました。そして4人程のグループで、えさをやるときやリードを引っ張られて転びそうになるときなど、実体験をもとに演じていました。活動の後、どの子の感想にも「ダンスって楽しい」と書かれていました。
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