カリタス小学校
カリタス学園
1年3組
1年3組からのトピック

■年間のテーマ
「キララだいすき まいにちだいすき」

 2学期に入ると、早速大忙し。『秋祭り』を一年生が、自分たちで手掛けるからです。自らお店を決め、準備を進めます。当日は、これまでお世話になったペアの6年生と屋台を巡ります。店番だってしましたよ。「自分たちで」運営することを初めて経験しました。

 秋が深まり、肌寒くなってきた10月末。収穫した『サツマイモ』を、スイートポテトにしていただくことに決めました。お芋を洗うところから進めます。潰して、潰して、混ぜて混ぜて混ぜて…オーブンで焼かずに「茶巾」にしていただきましたが、力と心を込めて作った一同に、サツマイモが持つ素朴な味が大変染みます。サツマイモさん、ありがとう!

 続いては、多摩川探検。多摩川では、目に映る何もかもが、教科書です。虫、沼にいる生き物、枯れかけている草花、秋を待っていたすすき…。それら自然との出会いは、遊びの幅を増やしてくれました。枯れかけた草花でリースを作ったり、すすきを敷いて秘密基地内のベッドにしたり、はたまたお風呂のシャワーに見立てたり…にこにこゲラゲラ笑い合う子どもたち。心を豊かにしてくれる自然のお恵みに、感謝するばかりです。

 最後に…3組の子どもたちにとってのかけがえのない存在。それが、羊の「キララ」です。体調がすぐれず、毛が抜けていたキララが牧場に帰っていたキララが戻ってきたのは、9月13日でした。「お散歩に行きたくなさそう…。」早速37人のお母さんの心配が募ります。でも、子どもたちの心は一つ、『キララのためなら何でもできる!』
 躊躇する段差には、土を盛って歩きやすくしました。お散歩に行けた日は、大好きな落ち葉をあげたり、抱きしめたり。精一杯、愛情を伝えました。お散歩では、リードを持つことだけが仕事じゃない。うんちをはく人、優しく声を掛ける人。その気遣いと思いやりが実ってか、冬を迎える頃には、キララはグラウンドに走っていくまでになりました。
 健康がやっぱり気になって、体重を量ったり、身長を測ったり、正解のない問いに対峙し、キララと過ごしてきました。言葉の通じないキララのためにすべきことってなんだろう…これからもみなで、じっくり考え続けていきたいと思います。

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