カリタス小学校
カリタス学園
3年1組
3年1組からのトピック

■年間のテーマ
「落語」

  前回のお話では、まだまだ幾つかの題材が挙げられていて、それらがプレゼンテーションをしている状態だったと思います。あれから1ヶ月半程過ぎまして…。
 結論から申し上げますと、6月30日に3年1組のテーマが『落語』に決定致しました。『紙ヒコーキ』『七宝焼』と3つが残り、最後までプレゼンテーションや話し合いが行われたのですが、もうある程度出し尽くしたところで決を採り、半数以上の支持を獲得したのでそれで決定です。子ども達の中に、「どれになっても大丈夫」という気持ちや「このまま話し合いを続けているより」という思いが高まっていたので、多数決のような形になってもみんなで賛成してくれました。
 でも、実はこの時のある子の呟きが後の議論に。それが「落語でいいよ!」のひと言。別にそのまま受け入れることもできるのですが、「で」がどこか引っ掛かる。何か妥協にも聞こえてきたりして。そこで「で」なのか「が」なのかの話し合いがされました。「で」と「が」の違いは何なのか。「が」の方が自分が気持ちが強く込められていることに子どもが気づきました。そこで『落語がいい!』という言葉が今は合言葉のようになっています。
 決まってから夏休みまでは約1ヶ月。1学期の残り時間もさほどない中で、「何か1つ自分のお気に入りの話を見つけ、覚えよう」という取り組みました。学校や公共の図書館から落語の本を集めたり、個々に購入したりして、本は40~50冊ぐらい集まったでしょうか。音読の練習も兼ねて、それらの本を声に出して読んで自分の好きな話を探します。そして、それを語れるようになるまで頑張っています。「落語は耳から覚えるといい」と言われるので、教室に何台ものデッキを学校中から集めてきて、総合の時間になると交代交代でCDをかけ、その前で一緒にぶつぶつ呟いている光景が広がっています。
 夏休みは、どこかで本物の『落語』に出会ってくる子も多いのではないでしょうか…。


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