カリタス小学校
カリタス学園
3年1組
年2組からのトピック

■年間のテーマ
「楽器づくり」

 3年生からは、クラスごとに1年間で1つのテーマを追究していくカリタスの総合。4月から話し合いを続けてきましたが、先日、クラスのテーマが決定しました。4月当初に出てきた迷路、多摩川の生き物、砂金探しなど様々な魅力的な「やりたいこと」のなかから、話し合いを重ね、「和菓子」と「楽器づくり」にしぼられました。
 これら二つの体験活動をやってみて、さらに話し合いを続けてきました。どちらもとっても魅力的。話し合いは難航しました。「やりたいこと」では話し合いは平行線なまま。そこで、「みんなでやることの意味が大きいもの」という視点を加えることで話し合いが進むようになりました。「おかしづくりは学校じゃなくてもできるけど、合奏はみんながいないとできない」ということが決め手となり、和菓子を推していた人も納得し、みんなで楽器づくりをしていこう!と決まりました。
 テーマを決めるにあたっては、自分が一番やりたいこととの葛藤があった子もたくさんいました。みんなでやったほうがいい、と頭でわかってはいても、なかなか納得はできないものです。その決断は重いものであったと思います。こうした話し合いも、カリタスならではの学びだと私は感じています。自分のおもいとみんなのおもいをすりあわせるということの経験は、これからの人生に大きく役立っていくことと期待しています。
 楽器づくりは、「クラスで演奏会がしたい!」「オーケストラにしよう!」「そのためにはいろんな楽器を作らないとね」「自分たちの曲ができたらいいね」と、夢膨らんでいます。まずは自分で思い描いた楽器を作ってみよう、と活動を始めています。たいこ、マラカス、ストロー笛、シンバル、木琴、オカリナ、… それぞれ作りたい楽器を作り始めてみています。「どんなものを作ろう?」「材料は?」子どもたちは大変意欲的に活動や話し合いを進めていますが、大きな音をだしたり、音階を作ったりしていくにあたっては工夫のしどころがまだ見えない子も多くいます。まずは思った通りに作ってみて、うまくいかない壁にあたったときからが考えどころ、あまりあせらず計画を見守ろうと思っています。
 「わたしたちのMusic!」、これからどんな展開になっていくのか、楽しみです。

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