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「学びの充実募金」のお願い

2025年度
「カリタス学園教育環境整備募金~学びの充実募金~」 ご協力のお願い

カリタス学園は、1960年の創立以来一貫して「普遍的愛を持って人に尽くす人間の育成」を掲げ、この教育目的のもとに多様な活動を展開してまいりました。そこには、一人ひとりの子どもが自ら愛される体験の中で神さまから与えられた様々な才能を十全に伸ばし、将来特に恵まれない人々を意識しながら愛と正義と平和に満ちた社会の建設に参加してほしい、という願いが込められています。その思いは、社会全体が複雑かつ急激に変化し続ける今の時代にあっても変わりません。私たちは各時代に求められる様々な要請にも十分応えつつ、与えられた大切な教育的使命をこれからも全力で果たしてまいります。

他方で、子どもたちにとって豊かな教育を推進するためには、言うまでもなく財政的な支えが必要です。我が国の私学は、公教育の重要な一翼を担っているにもかかわらず財政的には必ずしも恵まれた状況になく、建学の精神や教育理念に賛同してくださる多くの皆さまのご理解をいただいて運営されてきました。とりわけ施設や設備という教育環境の整備に関しては、皆さまの特別なご厚志に助けられている面が少なからずあると言わざるを得ません。

本学園は、これまで50年以上大切に使ってきた幼稚園園舎を2022年に建て替えることができましたが、その後も皆さまから「カリタス学園教育環境整備募金~学びの充実募金~」へのご協力をいただきながら、2024年には築30年を超えた小学校校舎の改修と新棟の建設を実現し、さらに2025年にかけて築40年を経過した中学高等学校体育館の大規模修繕・改修を進めています。また、ICT機器やAV機器の更新など時代に即応した教育環境の整備のためにも、皆さまからの「学びの充実募金」を大切に使わせていただいています。

今後は、竣工から20年が経過しようとしている中学高等学校校舎・法人棟の最初の大規模修繕・改修に着手しなければなりません。もとより私たちはこの事業のため計画的な財源確保に努めてまいりましたが、やはり多額の支出を伴う事業であることから、まことに恐縮ながら今回も皆さまから「学びの充実募金」への寛大なご支援を賜れればと考えました。昨今の難しい社会経済状況を顧みれば大変申し訳ないお願いですが、なにとぞ趣旨をご理解いただきご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。


2025年4月吉日

学校法人 カリタス学園
理事長 齋藤哲郎