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Caritas(愛)に包まれた新園舎

愛の中で自由に大きく

子どもたちをわたしのところに来させなさい。神の国はこのような者たちのものである。

本文

新園舎コンセプト

愛 - あたたかく優しさにあふれた園舎

先生が大好き、幼稚園が大好きといって、ここに集まる子どもたち。
そしてその子どもたちのことが大好きな先生。
お互いの信頼、温かい環境の中で、子どもたちは十分に、満たされ安心して過ごします。

自由 - 自己選択と自己決定

自分は認められているという自己肯定感を持って、子どもたちはみずから興味や好奇心を大切に、考えたり、選んだり、表現したりしていきます。

大きく - 子どもたちの力が十分育まれる園舎

子どもたちが本来持っている豊かな想像力や知的好奇心、共同する力、そして温かな人格が、「大きく」育ち開花していきます。

園舎建築のこれまでのあゆみ

創立者の精神に照らされた新園舎 ―愛の中で自由に大きく―

 カリタス学園の原点は、18世紀、モントリオールで活躍した聖マルグリット・デュービルと、19世紀、ケベックで奉仕したメール・マレが、子どもたちに『仕える心』で大胆に、勇気をもって時代に先駆けたmaison「家」を築いたことにあります。彼女たちは、母なる心で子ども一人一人の心身に思いを馳せ、一人一人が「自分の家」と思える場になるように願いをこめていました。私たちは、この創立者たちの心を思いおこし、初めて親元から離れ、社会に一歩踏み出すカリタスの園児たちが、開放的で明るく、楽しく、落ち着きと家庭的な温かさのある新園舎で友たちと大きく育ってほしいと願っています。

 また、創立者たちが、カナダという大自然の中に神さまのわざを認め、賛美と感謝をしたように、カリタスの子どもたちが、命の恵み、自然の神秘、地球の美しさを感動する心と環境への優しい心を育めるように、緑と光、空気をふんだんに取り入れた自然環境を整えたいと望んでいます。

2018.12『提言書』巻頭言(理事長 クローデット・ベルニエー 2018年当時)より

『提言書』の作成に至るまで

2016年度より長澤悟東洋大学名誉教授を所長とする教育環境研究所のご指導を仰ぎながら数々の検討を重ね、2年余りの歳月をかけて幼稚園建設の要望を『提言書』にまとめました。 

1準備期間
幼稚園の現状分析を行い、園舎建替えにむけて幼稚園教育の課題を把握する。
→『カリタス幼稚園の改築に伴う基礎調査報告書』(2016.12 教育環境研究所) (内容:1.現状 2.計画条件の整理 3.施設計画の検討 4.計画の組み立て 5.配置計画案の検討 6.想定事業費の考え方)
Step1
2Phase1
学園内に園舎建設委員会を設置し、学園の教育理念にむすびついた幼稚園教育の実現に向けて、園舎建設構想(教育理念とモンテッソーリ教育、研修・研究体制、新園舎での教育の方向性、預かり保育の展開等)を練る。
→ 『基本構想報告書(phase1まとめ)』(2018.1 教育環境研究所) (内容:1.園舎の建設にあたって 2.目指す教育像・幼稚園像 3.幼稚園の方向性①-教育の場としての幼稚園 4.幼稚園の方向性②-協働する家族を支える幼稚園 5.幼稚園の方向性③-学園の中の幼稚園 6.幼稚園の機能構造)
step2
3Phase2
設計者への要望(仮園舎を用いない園舎建築、教室の広さと配置、園舎・園庭に必要な施設・設備・機器、園舎と預かり保育施設の配置、小学校校庭と一体化した園庭設備、ロータリーの配置等)を検討し、『提言書』としてまとめる。カリタスの精神性を反映させるため、創立者や聖書の言葉も織り込まれた。
→ 『提言書』(2018.12 カリタス幼稚園) (内容:1.幼稚園の教育理念と園舎づくりの思い 2.目指す幼稚園像と教育像 3.園舎づくりの基本的考え方 4.敷地利用及び配置の考え方 5.諸室の考え方)
Step3

設計者選定とその結果

設計者の選定方法は「指名プロポーザル方式」としました。設計事務所には『聖マルグリット・デュービルの生涯』『カリタス学園50周年記念誌』などもお渡しし、カリタス学園そのものをご理解いただくようにお願いしました。大変高名な建築家の方、新進気鋭の建築家の方など、9社もの設計事務所にご参加いただけましたことに改めて感謝申し上げます。そして、厳正な審査の結果、SOU建築設計室(清水義文先生)の「可能性の種に満ちあふれたカリタス幼稚園 -オープン型子ども施設の提案ー」に決定させていただきました。
審査経過と総評を以下に掲載します。

審査経過と総評(PDF)

基本設計の完成とその特徴

 2019年6月より基本設計が始まりました。学園の建設委員会や幼稚園教職員は、SOU建築設計室と何度も意見を交換し、また、SOU建築設計室は学園建築アドバイザーの長澤悟先生と、専門的な検討を重ねてくださいました。そして、ついに2020年5月、「基本設計」が完成しました。

基本設計の考え方

大切な幼児期に、のびのびと、発見や刺激にあふれた“多様な環境”をつくることをテーマに、内外部において様々な居場所をつくり、子どもたちの目線や手足の感触を大切にした環境を作ります。緑豊かな自然も含めて子どもたちの原風景を大切にし、カリタス学園全体の雰囲気を作る美しい園舎を目指します。

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設計概要

構造・規模 鉄筋コンクリート造 地上2階建て
敷地面積 5,529.98m²
延床面積 2,857.45m²
建物高さ 9.65m

特徴

子どもたちの可能性をひろげる
多様性のある園に

家庭から出て初めて接する社会である幼稚園は、多様な世界への入口となります。自然の神秘・命の恵み・家庭や友の愛・・・
世界は多様で、ひとつひとつかけがえのないものだと気づくキッカケになるために、多様なコト(場)に満ち溢れたキラキラした小宇宙であってほしい。
子どもたちが将来に大きな花を咲かせるために、可能性の種を埋め込みます。

― 4つの種 ―

  • 愛されていると実感のある場所
  • 自由に楽しくお仕事できる場所
  • 自分らしく居られる愛着のある場所
  • 沢山の刺激を受ける多様な環境
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キャンパス内に
緑豊かな空間を

幼稚園・小学校の敷地間にひろがる緑豊かな空間は、様々な発見をもたらすことでしょう。

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活動に変化を与える分棟配置

開放的なA棟と家庭的スケールのB棟をつなぐ中央の大階段は、外部と自然なつながりを生み出します。

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モンテッソーリ活動
のための空間

子どもたちが多様な活動を自分で選択し、納得するまでやるモンテッソーリ活動。子どもたちが、次への活動や展開のヒントを見つけやすい空間を目指します。

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神さまのお部屋
~心地よい静けさ~

教室は、オープンスペースを介して神さまのお部屋(宗教室)と中庭につながっています。いままで幼稚園にはお祈りできる場がありませんでしたが、日常的に祈り、感謝の心が呼び起こされることが大切だと考えています。

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新園舎完成に向けて

基本設計が終わった今は実施設計を進めているところですが、まもなく施工者を選定し、2022年3月の園舎完成を目指して工事を行う予定です。工事にあたっては、教育環境の保全に極力配慮しますが、ご不便ご迷惑をおかけすることもあるかと存じます。何卒ご理解ご協力賜りたくお願い申し上げます。なお、今後も園舎建設のようすを折にふれてお知らせしていきます。どうぞお楽しみに!

完成模型