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今月の園便り 2022年12月

 園長室にいると子どもたちの話し声や楽器演奏などいろいろ聞こえてきます。ある時、女の子が聖歌を歌う声が聞こえてきました。誰に聞かせているのでもなく、楽しそうに ♫神さーまと~、いつもいっしょ~、わたしたちみんな~♪とホール前のイエス様のご像のあたりでの歌声です。机に向かっていた手を休めて、その声の主が歌っている姿を思い浮かべながら耳を澄まします。聴いているこちらの心が温かくなります。女の子から温かな思いのおすそ分けをいただいた時間でした。

 

 11月末の一週間は、教職員3名が休まざるをえなくなり、それに対応するプログラムとなりました。保護者の皆様にもご心配をおかけいたしましたが、幸い子どもたちに感染は見られず、講堂でのクリスマス会の練習も予定通り行いながら過ごすことができました。通常と違う状況にも子どもたちは動じず、いつも通りお互いに助け合いながら過ごす姿に子どもたちの自主性を改めて感じました。自分たちで考え今何をする時か、次はどうするのかを理解しているので、不安にならずに過ごせるのだと思います。昼食時に子どもたちと一緒に過ごし、一人の子と一緒に食前の祈りをしようとしたところ、他の女の子が「シスター、〇〇ちゃんは前は言えなかったけれど、今はお祈りを一人で言えるようになったから大丈夫だよ。」と教えてくれました。一緒にいる中で、お互いの成長もよくわかっているのですね。クラスの子ども同士のつながりを感じさせられます。

 「人が一人でいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」(創世記2章)と神さまはおっしゃり、人は男と女に造られたと聖書にあります。また人は「神の友」として造られた(知恵の書)とも記されているように、人は神さまと繋がり他者と親密に繋がっていることで人として成長し、豊かな人格を形成していけるのです。

 クリスマスは、神さまが一番弱く小さな赤ちゃんとなることで、神と人、人と人が固く結びついた喜びのお祝いです。無条件、無償で人を受容することはとてもむずかしい私たちです。けれど、せめてクリスマスは、神さまの限りない優しさに包まれていることに感謝し、夫婦、親子、家族で「あなたがいてくれて本当に良かった」と喜び合いましょう。そのためにイエス様は私たちのもとに来られたのですから。