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今月の園便り 2024年5月

      マリア様のこころ それは青空 私たちを包む広い青空♪   

  晴れた日の朝、子どもたちを迎えるために園庭に立って見上げると、どこまでも広く青い空が広がっています。先日、2Fフェンスに設置した大きな吹き流しと、鯉のぼりが青空に映えます。

 冒頭に挙げた言葉は、5月の聖歌「マリアさまの心」の歌い出しですが、青空を見上げるとこの歌詞が自然と浮かんできます。

 マリア様は、イエス様のお母様として、子どもが悪さをしたら叱ったりしながら、子育てをしていかれたのでしょう。ゆるしがたいこともたくさん体験されたことでしょう。マリア様は、周りの人が近づいていきたくなる魅力~寛容さ、優しさ、人のつらさに寄り添う心~に溢れている女性、母として時代を超えて慕われ続けています。

 青空を眺め、マリア様の心の広さを思うことと反対に、私たちの周りの大人同士の愚かな戦争や紛争は終わりが見えません。子どもたちは、毎日のニュースの画面を見、大人が話すのを聞き、どのように感じているのでしょう。どうして大人たちは、「ごめんなさい。」が言えないのだろう、仲直りできないのだろうと心を痛めているのではないかと思います。自分の身勝手さや心の狭さに気づく謙虚さを持ち、力によるのではない解決に向かっていけるようマリア様の取り次ぎを願います。

 

 カトリック教会では、5月は聖母マリアの月としています。私にはとても印象的な光景があります。それは、赴任したばかりの一日目のことです。仕事を終えて夕方帰路に着く時、教職員が必ずマリア像の前で手を合わせて祈る姿でした。とても自然で、静けさに包まれているその光景が強く印象に残り、この幼稚園は「祈りに支えられている幼稚園」と感じたのでした。ご像はいのちを宿してはいませんが、人は喜びにつけ、悲しみにつけご像を見て、神さまを、マリア様を意識し祈り続けているのです。幼稚園では、子どもたちと共に「アヴェ・マリアの祈り」を唱えています。この祈りは、カトリック教会で伝統的に親しまれている祈りの一つで、聖書の中の、天使ガブリエルがマリア様にイエス様の誕生を伝える「お告げ」の場面のはじめの呼びかけです。天使も最初の言葉は、「祝福」から始めたのですね。

 


               

 


🌼日常生活の練習🌼

 先日、年長児と年中児の子どもたちがペアでエプロンをつけ、園長室にやってきました。「お机を拭きに来ました。」と机を拭くお仕事に来てくれたのです。エプロンは、蝶々結びがされています。お友達同士結び合ったのでしょう。さっそくレースの敷物を取って、机拭きです。絞りが少し足りず水っぽい机になりましたが、楽しそうに机を拭き、その後レースをかけ直し、前に生けた花を花瓶ごと持ち帰っていく姿がとても微笑ましく感じました。「拭く」という活動はモンテッソーリ活動の日常生活の練習の一つですが、運動の敏感期にいる子どもにとって、自分自身で自分の思うように指や手、身体を使えるようになることが自立に繋がっていきます。日常生活の自立の延長が他者のための奉仕に繋がっていくのです。ご家庭でも子どもたちは手伝いたくて仕方ありません。拭き方、畳み方がうまくできなくても、そこを指摘せず、一度ゆっくりとやってみせてあげてください。「言葉は少なく、見本は丁寧に」を心がけつつ。

 

🌼空が映っているよ!🌼

 外遊び真っ最中の子どもたち。前日の雨がテラスに残っています。雨のテラスの上で足踏みし、乾いたところに跡をつけていると「空が映っているよ!」と一人の女の子の驚きの声を上げました。覗いて見ると、雨のテラスにくっきりと空が映っているのです。「うわ~、ほんとだ。」大喜びの子どもたち。雨の後の大発見でした。