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今月の園便り 2020年10月

    ♬今日のきみの笑顔はすてきなメッセージさ、 いつまでもその笑顔大切にして♪

                                  (聖歌「きみの笑顔」)

 9月から全学年揃っての登園が始まり、幼稚園の日常生活を実感しております。朝、パンダ門に立って一人ひとりを迎えあいさつを交わしていますが、子どもたちも大人と同じように日によって心が晴れている時もあれば、曇りや雨の時もあります。笑顔での「おはようございます!」の時も、うつむいて小さな声であいさつする日もあります。お父様、お母様から離れがたく泣いてしまうこともあります。その毎日を積み重ねながら、子どもたちは幼稚園への小さな冒険に出かけるために心を準備しているのです。


 先日いつものようにパンダ門に立っていると、年長さんの男の子が「ねぇ、ねぇ。」と手を引いてきます。「〇〇君、なぁに?」と聞くと真剣な表情で「ねぇ、どうして昨日はいなかったの?」と聞くのです。前日はちょうど朝から出張していた日だったので、出かけていたことを伝えると、納得した表情で自分のクラスに向かっていきました。何気ないことのようですが、いつもの場所にいつもの人がいることは子どもたちにとって安心につながります。反対に、いつもの所にいつもの人がいない(いつもの所にいつものモノがない)と、子どもたちは「どうしたんだろう?」と不安になります。「いつも通り」の安心感はこの時期とっても大切です。生活面でも同じ時間に起き、着ていく制服や持ち物が同じ所、自分でできるところにあることによって、子どもたちは安心して準備し幼稚園に行く心を整えているのです。


 「いつもと同じ」は、単調に聞こえるかもしれませんが、戦争や飢餓、脆弱な医療体制による感染症の蔓延などで「いつもと同じ」を経験できない人達が世界中にいます。「いつもと同じ」という平和~安心感が保たれていることに感謝しつつ、その平和が一人でも多くの人々に行き渡るよう願わずにはいられません。