園便り
今月の園便り 2024年1月
主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて、あなたに平安を賜るように。
(民数記6:25-27)
毎年1月1日はのミサは「神の母マリア」に捧げられ、世界中で平和を祈願します。そしてミサの最後に上に挙げたみ言葉をもって司祭が会衆を祝福するのです。新しい年に「抱負」を語るという習慣があります。皆様は、今年どのような期待や望み、チャレンジをお持ちでしょうか。またお子さんがしてみたいことは何でしょうか。ぜひご家庭で語り合ってみてください。2025年が神さまの祝福と平和に満ちた年となりますように祈りましょう。
2学期の終業式後、3学年それぞれのクリスマス会での歌を保護者の皆様にお聞かせする時間を持ちましたが、その後一人のお母様から、「シスター、年少さんから始まり、年中、そして年長さんと見せていただき、泣けました。我が子の3歳児の時からのことを思い起こして見させていただきました。あれは泣きます。」という感想をいただきました。幼稚園で過ごしてきた日々の積み重ね、その土台にあるのはご家庭での生活です。保護者の方の思いをお聞きした時、浮かんだのが「いま、わたしは6さい」という詩です。
一つのときは なにもかも はじめてだった
二つのときは ぼくは まるっきり しんまいだった
三つのとき ぼくはやっと ぼくになった
四つのとき ぼくはおおきくなりたかった
五つのときは なにからなにまで おもしろかった
今は六つで ぼくはありったけ おりこうです
だから いつまでも六つでいたいとぼくはおもいます
A・Aミルンの詩集『いま、わたしは6才』「Now We Are Six」
3学期はまとめの時期です。子どもたちの「気づき」や「発見」を大切にし、それぞれの年齢にふさわしい関わりや活動が展開でき、自分たちで考え、実現していく喜びを体験していけるよう援助してまいります。
🌼カトリック教会豆知識~聖年~🌼
フランシスコ教皇は、2025年を聖年の年と定めました。聖年とは、本来ある一定の期間をおいてローマを訪れ、決められた条件に従って祈る信徒たちに、教皇が聖年の大赦(the Jubilee)と呼ばれる特別免償を与える一年です。平和と免償を祈る一年といえます。
聖年は英語でJubilee Yearと呼ばれますが、その由来はJobel(ヨベル)の年です。旧約聖書のレビ記の規定には、畑を6年使って7年目は休耕とし、「五十年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。それが、ヨベルの年である」(レビ記25:10)とあります。この年には、土地は原則として所有者に返され、負債は免除され、奴隷は解放されるなど、言わば大恩赦の年でした。だからこそ、聖年は何よりも〈解放の年〉なのです。キリスト教の時代になり、聖地への巡礼と100年ごとの聖なる年という考えが加わり、ローマの四大バジリカの聖年の扉を開く式が始められました。基本的には25年ごとに(通常聖年)を祝います。教皇はサンピエトロ大聖堂の聖なる門を開き、聖年が開始され、聖年の終わりに聖なる門は閉ざされます。
2025年の聖年のモットーは「希望の巡礼者」です。21世紀の最初の四半世紀の節目に希望の眼差しをもって見つめるよう招くモットーです。
🌼1月、2月の宗教のねらいと聖歌🌼
①神さまが一人ひとりを愛し、大切な存在として生かしてくださることを知る。
②私たちが迷子になっても必ず見つけ出してくださるイエス様を知る。
③どんな時も、ぶどうの木につながっている枝のように、私たちが神さまにつながっていることに気づく。
子どもたちが、どんな時も、イエスさまが導いてくださるということに安心と信頼を持てるよう願って、神さまのみ心を知っていく機会を持ちたいと思います。
2月の聖歌 「ひつじかいがいて」
ひつじかいがいて たくさんひつじをかっていた
あるひ そのなかのいっぴきが まいごになってしまった
ひつじかいは たのひつじをおき そのいっぴきをさがしにでる
もし、みつけたら どんなに よろこぶことだろう
①ひつじかいはキリスト そのいっぴきはわたし
ひつじかいがいて たくさんひつじをかっていた
あるひ そのなかのいっぴきが まいごになってしまった
ひつじかいは たのひつじをおき そのいっぴきをさがしにでる
もし、みつけたら どんなに よろこぶことだろう
②ひつじかいはキリスト そのいっぴきはわたし
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