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園便り
今月の園便り 12月
クリスマスシーズンの始まりを告げる点灯式が、11月24日カリタス学園で行われました。幼稚園から高等学校の生徒や教職員だけではなく、保護者や一般の方も参加できる学園の一大イベントになっています。講堂で学園チャプレンである保久 要神父様のお話と小中高合同の合唱隊のクリスマスの歌を聴いた後、プラース・デュービルに出て聖歌隊の心温まる歌声の中でキャンドルサービスを行い、祈りとともにイルミネーションに点灯しました。クリスマスを鮮やかに彩る感動の瞬間を味わいました。12月25日まで毎晩5時半から9時まで点灯されていますので、点灯式に参加されなかった方はぜひ一度訪れてみてください。
イエス・キリストの誕生日として祝う12月25日というのは、キリスト教以外の宗教やお祭りと深い関係がある日です。南半球は別ですが、北半球ではこの時期は冬のさなかで豊かで光にあふれた夏が過ぎて、収穫の秋も終わると、徐々に日が短くなり、寒くなり、人々はこのまま闇に閉ざされてしまうのではないかと怖れました。しかし、不滅の太陽を信じ、太陽を元気づけようと盛大なお祭りがさまざまな所で行われていました。つまり冬至と関係するお祭りです。冬至を過ぎると徐々に昼の長さが長くなってやがて生命躍動の春が訪れるのです。1年で1番夜の長い季節の、しかも真夜中に、この世に光をもたらすキリストが生まれたことを象徴し、深夜にクリスマスミサが行われるようになりました。厳しい冬の寒さと、闇から解放される太陽の恵みと、希望の象徴であるキリストを重ねたわけです。
弱い人、苦しむ人の味方であったイエス・キリストに倣い、自己中心な生き方ではなく、全ての人が価値ある存在であることに気付き、平和を願い、作り上げていく人間になりたいものです。
<モンテッソーリ 【感覚教育Ⅱ】>
3歳から6歳までの時期に感覚教育の必要性を強調するのは、感覚の敏感期であるからです。この時期にそれまで無意識的に吸収してきた視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の感覚を完成し洗練するといわれています。この感覚の敏感期は一生に一回きりと言われ、将来において、高い専門性や優れた芸術性、デリケートな道徳性などを身につける土台となります。
モンテッソーリ教材の一つひとつは、特定の感覚に焦点があてられるよう工夫されており、一つの感覚の程度を比べたり、順序づけたりする活動は、知的活動の基礎となる概念を形成していることになります。3歳から6歳までの子どもはこの形成の時期にあり、知的活動の発達に必要な一定の感覚能力を獲得する時期ともいえます。
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