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園便り
今月の園便り 1月
新年あけましておめでとうございます。年明けと共に寒い日が続きましたが、おだやかなお正月を迎えられたことと思います。皆さまにとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
楽しかった冬休みもまたたく間に終わり、3学期がスタートしました。1月は「行く」2月は「逃げる」3月は「去る」と言われるほどあっという間の3学期ですが、子どもたちにとっては大切なまとめの学期でもあります。幼稚園生活を通して順応性、適応性を学び、自分で考えて行動しようとする自立心も育ちつつあります。年長さんは大きな期待と自信を持って小学校へ進んでいくこと、年中さんは年長になりみんなの見本になるという自尊心を持つこと、年少さんは4月からお兄さんお姉さんになることを意識し、「自分のことは自分でしよう」「すすんでお手伝いしよう」という自立心が育ってくれることを願っています。
1月8日には横浜教区(神奈川・静岡・長野・山梨)のカトリック幼稚園・子ども園の園長が集まり梅村司教様から「カトリック幼児教育を力強く継続していくために」をテーマに講話があり、その後グループに分かれて討議が行われました。翌9日には神奈川カトリック保育連盟の教職員研修会が始業式の終わった午後から行われ、「イエス様のこころと子どもたち」というテーマで細井神父様の講話をうかがい、その後のミサの中でカトリック園の教職員であることの意味を改めて確認する時間を持つことができました。今学期も1日1日を健康で充実した園生活が送れるよう、子どもたち一人ひとりの目標に向き合い、共に過ごしてまいります。
さて、日本の保育現場は転換の時期を迎え、保育を、幼児教育をどのようにかじ取りしていくかが重要なテーマとなっています。子どもたちの未来は社会(国)の未来。未来の社会が平和で幸せであるためには、何より教育が大事といった、子どもの教育を重視する考え方です。今年度から施行される幼稚園新教育要領の中では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が挙げられています。子どもを尊重した就学前教育を、カリタス幼稚園の教育課程、カリキュラムにどう生かしていくかを見直し、改訂していく必要を感じています。そして保育者は保育のプロとして、知識や技術の専門性のみならず、子ども一人ひとりの心の育ちを敏感に気づき、共感し、援助できる保育の質の向上を目指したいと考えています。
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