園便り 平成28年1月

本文

園便り

今月の園便り 1月

今年度は、2学期からチューリップ・スミレ・サクラ組のロッカーの配置を換えました。その目的は、子ども達がロッカールームを身支度する場所と捉え、着替えに専念できる環境とするためです。ロッカーの配置をどのようにすれば良いのかと考えて、写真のようなロッカーと子どもが向き合う配置にしました。2学期の子ども達の様子を見ていくと、以前よりも着替えをスムーズに行えるようになりました。この配置が有効であることがわかったので、3学期からはマーガレット・ユリ・バラ組のロッカールームも配置を換えることにしました。始業式の日に該当する3クラスで新しいロッカーの使い方を説明し実践してみたところ、子ども達は静かにロッカーと向き合い、短い時間で身支度を済ませる様子が見られました。今までは、友だちと同じ空間にいると、ついおしゃべりに花が咲き、身支度に時間がかかってしまいました。「ここは何をする場所なのか」⇒「目的に沿って行動するための環境作りをどのようにすれば良いのか」を考えて設定しました。子ども達の行動を注意するだけではなく、観察して本来の目的を達成するための配慮をすると、スムーズに取り組むことができるのが幼児期の子ども達です。

始業式後、ロッカーの使用について子ども達に伝えた時の様子をとおして、「目的を伝え、環境への配慮をしていくことで、子ども達も安心して行動できるということがわかった。」とさっそく、担任から感想が伝えられました。

バックナンバー