園便り 2024年1月

園便り

今月の園便り 2024年1月

           主があなたを祝福し、あなたを守られるように

       主が御顔を向けてあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように

         主が御顔をあなたに向けて あなたに平安を賜るように

                              (民数記6:25-27)

 上に挙げたみ言葉は、元旦に読まれるみ言葉ですが、この日はミサの終わりに、このみ言葉をもって司祭が会衆を祝福します。毎年1月1日は「神の母マリア」に捧げられ、世界中で平和を祈願します。2024年が神さまの祝福に満ちた平和が実現される年となりますようにお祈りいたします。

 ご家族でゆったり過ごすお正月を過ごされたでしょうか。元旦に起きた能登半島地震に見舞われた方々に心よりお見舞い申しあげます。私たちに今できることはわずかかもしれませんが、一人でも多くの方が救助され、必需品が少しでも早く届きますように、声を掛け合い厳しい状況をしのいでいくことができますようにと祈るばかりです。

 1月8日(祝・月)に、横浜教区カトリック園長会が行われ、神奈川県をはじめ、長野県、山梨県、静岡県の4県のカトリック幼稚園の理事長、園長が集いました。カリタス幼稚園の落成式にもいらしてくださった梅村昌弘司教様の講話があり、カトリック校園の使命~ミッション~について語ってくださり、一人の人間として子どもと向き合うこと、神さまから託された子どもたちのいのち、その人格、心を育てることを通して神さまの愛を伝えることの重要性など話してくださいました。1年間を締めくくるまとめの3学期、年長児にとっては、幼稚園生活のまとめの時期、一人ひとりの成長に寄り添い、共に過ごす喜びを重ねていきます。

 モンテッソーリ教育を土台として、カリタス幼稚園は教育活動を行っています。3学期にあたり、この教育で育つ子どもたちの姿を見つめたいと思います。

・順序立ててものを考えることができる。

・なにをするにも、計画を立て、順序を踏んで、着実に実行する。

・段取りがよい。・見とおすことができる。・一から出発する。

・省略しない。・状況の読み取りが早く、臨機応変に対処することができる。

・わずかな差異に気づき、道徳性が高い。

・ひとりでたじろがない。責任ある行動ができる。・礼儀正しい。 

                 「相良敦子著『ママ、ひとりでするのを手伝ってね』より)

 3学期、子どもたちが自分で考え、興味、関心を深めつつ、楽しい園生活を過ごせるよう援助してまいります。保護者の皆様も、ご一緒に「子どもの秘密」を知っていきましょう。子どもが間違っている時、自分で気づくよう待つことを大切にしましょう。三浦勢津子先生の「モンテッソーリ勉強会」は、とても良い学びの集いです。ぜひ積極的にご参加ください。

 

⛄1月、2月の宗教のねらいと聖歌⛄

①神さまが一人ひとりを愛し、大切な存在として生かしてくださることを知る

②私たちが迷子になっても必ず見つけ出してくださるイエス様を知る

③どんな時も、ぶどうの木につながっている枝のように、私たちが神さまにつながっていることに気づく

 羊は、元来方向感覚がなく、危険な場所でもわからず行ってしまう動物で、羊飼いは、一匹一匹の違いを知り保護し導きます。私たちを知り、共に歩み、道に迷っても、正しい道へと導いてくださる羊飼いイエス様がいてくださるのです。

 

1月の聖歌 「ひつじかいがいて」

*ひつじかいがいて たくさんひつじをかっていた

 あるひ そのなかのいっぴきが まいごになってしまった

 ひつじかいは たのひつじをおき そのいっぴきをさがしにでる

 もし みつけたら どんなに よろこぶことだろう

  ①ひつじかいはイエスさま そのいっぴきはわたし

 (*くりかえし)

  ②ひつじかいはイエスさま そのいっぴきはあなた

 (*くりかえし)

 

⛄1月24日(水)は子育て支援講演会です⛄

森を守り、いのちを守ることの大切さを知る機会です。ぜひご参加ください。