園便り 2025年12月

園便り

今月の園便り 2025年12月

                     光は暗闇の中で輝いている(ヨハネ1:5)

 

 今年も、救い主イエス様の誕生を祝うクリスマスを迎えようとしています。クリスマスは歴史上の出来事だけではなく、イエス様が2000年前からそして今日もこれからも私たちと一緒にいてくださるという希望の日です。幼稚園ではアドベントカレンダーを毎日めくり、クリスマスを心から待ち望んでいます。

 幼稚園ではクリスマス会に向けて、子どもたちの歌声が聞こえてきます。「♬まちから まちへ むらから むらへ みんなでぞろぞろ こうしん こうしん♬」(聖劇で歌う歌)は学年をこえて大好きな歌になっています。年少児「世界のはじまり」、年中児「ノアのはこぶね」、年長児「聖劇」では、神さまがどのように私たちを創造し、愛し続けてこられたのかを発表します。神さまはお造りになったすべてのものをご覧になり、それを極めて良かったと満足されました。私たちは神さまから祝福された存在であることを味わうことができます。「ノアのはこぶね」では、神さまの呼びかけに信頼のうちに応えるノアの姿があります。聖劇では、宿屋が「どこの お部屋も いっぱいです。 馬小屋ならば 空いています。さあさあ どうぞ こちらです。」の場面があります。どこの宿もいっぱいで入れてもらえない不安と受け入れてもらった嬉しさが、現代の私たちにも感じられるところです。小さな貧しい馬小屋には、天使と星に導かれ、羊飼い、3人の博士が集まってきました。救い主イエス様は権威あるものとして私たちの前に登場したのではなく、私たちが緊張しないで近づきやすいように、小さな赤ちゃんとして私たちの間に生まれたのです。「神さまは、小さな私を選んでくださいました。」(マリア様) 「私たちは 小さな羊飼い」(羊飼い)  世の価値観とはまた別の「小さい」ことの大切さ、それを通して神さまの祝福が込められていると思います。 

  これから本格的な寒い季節がやってきます。世界中で飢えや寒さの中でふるえている人がたくさんいます。私たちは自分のことだけを考えるのではなく、他者に関心を持ち、心を寄せることができますように、ともにお祈りいたしましょう。 

 

 


                       


 

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