園便り
今月の園便り 2020年5月
マリアさまのこころ それは青空 わたしたちを包む 広い青空
幼稚園は、木々の緑に包まれています。風に揺れる草や花々を見ながら、子どもたちの声が幼稚園に響く日が、一日も早く来ることを願い、子どもたちの心に届く教材(CD,動画を含め)を準備しております。
保護者の皆様におかれましては、4月休園の方針にご理解をいただけましたことに感謝申し上げます。今後につきまして、休園を継続し、5月末に今後のことを再検討するという決定に至りました。詳しくは「お知らせ」にて、ご確認くださいますようお願い致します。休園が長引き、お子様やご家族の健康の心配、園の再開について不安などおありだと思います。皆様の“今“を思いながら、心を共にしつつ、歩ませていただきます。
5月は「聖母マリアの月として知られています。ある幼稚園に赴任した時、一人の教諭に「昨年、ケーブルテレビが幼稚園のマリア祭の取材に来た時、ある男の子にマイクを向けて「マリア様ってどんな方だと思いますか?」と質問したらその子は、「白くて固い。」って答えたんです。シスター!別の答えが言えるよう、しっかり教えてください。」と言われました。この先生は、ユーモアを込めて伝えてくれたのですが、とても微笑ましく心に残っています。この子は、マリア像を見て触れて(なんて白いんだろう、しっかりして固いなぁ。)と感じていたのでしょう。感覚の「敏感期」にある子どもの表現がとても新鮮でした。子どもたちは、感覚的にマリア様に守られている安心感も感じ取っています。 4月、カリタス幼稚園に勤務し始めの頃、夕方、仕事を終えて帰る時に、先生方が皆、マリア像の前で足を止め、静かに祈る姿がとても印象的で、母なるマリア様に信頼して祈る先生たちの心が伝わってきました。
マリア様は、私たちと同じように困難を抱え、戸惑いや不安、悲しみを体験されました。思ってもいない神様のお望みに、「戸惑った」マリア様が聖書に描かれています。マリア様が、ご自分を神様の慈しみに委ね、たくましく歩み続けたように、先が見えない時こそ、今すべきことに心を込め、神さまの助けと守りに信頼しつつ、歩んでまいりましょう。
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