園便り 2024年11月

園便り

今月の園便り 2024年11月

              どんな会話をしていますか?

 

 先日、勤務を終えて帰る途中、遮断機が降りた踏切が開くのを待っていると、近くにいるお母さんと3歳くらいの男の子の会話が聞こえてきました。その日は、雨が降り、道には水たまりができていました。どうもこの男の子は、水たまりが大好きなようで、水たまりに長靴の両足を入れて嬉しそう。ちょっと激しめに水たまりにジャンプしていました。そして、水たまり一つひとつが果物で表現されているようでした。

母:「水たまりはやさしく歩こうね。」と言いながら二人で歩いています。

子:「次はメロンの水たまりだよ。」

母:「そう。メロンなんだ。」

子:「ねぇ、お母さん。あのね、だからね、メロン色してるの。」

母:「そう!メロン色なんだ~」

 

 お母さんと男の子がこんな会話をしながら夜道を歩いて行きました。会話をそばで聞いていて、気持ちが温かくなったように感じました。幼児期の子どもにとって、親子での何気ない会話、言葉と思いのキャッチボールをすることは、イマジネーションや表現力、思考力が身に着く大事な時間です。

 

 先月の三浦勢津子先生(東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター代表)による大人のモンテッソーリ勉強会「言語」にて、保護者の方から「小学生の子どもの語彙を増やすには、どうしたら良いのでしょうか。」という質問に対して三浦先生は「小学生が語彙を増やすには、本を読むことです。本に親しむためには、まず親が本を読む姿を見せることが大切でしょう。」と話しておられました。言葉の敏感期にある乳幼児期の子どもは、言葉を話したり、文字を書いたり読んだりできるようになる=言葉を獲得していく時期を迎えていきます。改まって何かを話すのではなく、手をつないで道を歩きながら、お風呂に入りながら、食事をしながら互いの思いを交換する会話の時を少し意識してみることで、言葉の世界は豊かになっていきます。

 お母さんやお父さんと話したいと思ってもスマートフォンなどに集中していると、子どもは話すことを諦めているかもしれません。子どもが感じていること、考えていること、想像していることはとても新鮮で豊かです。ぜひ、親子での会話を楽しみ、大切にしてください。


                  


 


🌼11月宗教・七五三のねらい🌼

・大切な存在である私に気づく

・自分の成長に気づき、神さま・両親への感謝(神さまありがとう)の心を持つ

 

 11月15日(金)は、学園チャプレン保久要神父様の司式による七五三の祈りの集いを行います。自分自身と周りの人々が、神さまからの贈り物であることに気づき、多くの人に支えられていることを感じられる祈りの時を持ちたいと思います。祈りの集いの中で、一人ひとり神父様から頭に手をかざしての祝福をいただきます。祝福は、「神さまのお恵みがあなたの上にありますように。」という祈りが込められています。


 


🌼赤ちゃんもママもほっこりポカポカ「わらべうたとからだあそびの会」🌼

 昨年度から行っている「ベビーマッサージ」の講師高野さちさんによる「わらべうたとからだあそびの会」(生後2か月~1歳半くらいまでの赤ちゃんと保護者の方が対象)を12月2日(月)1階の元タンポポのお部屋にて行います。詳細はHPでご確認ください。親子でゆったりとスキンシップをとりながら、心地よい時間を過ごす良い機会です。周りの方、ご友人にもどうぞお知らせください。


 


🌼11月の聖歌を紹介します。保護者の皆様もご家庭でお子さんとご一緒に!🌼

    「わたしをお使い下さい~マザー・テレサの祈り」

1 主よ 今日一日 貧しい人や病んでいる人々を助けるために

  私の手をお望みでしたら 今日私のこの手を

  お使いください

 

2、主よ 今日一日 友を求める小さな人々を訪れるために

  私の足をお望みでしたら 今日私のこの足を

  お使いください

 


                


 

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