1学期始業式&入学式準備

カリタス小学校の2023年度が始まりました。みんな1つ上の学年に進級して、新しい気持ちで、新しいことに挑戦する、新しい学校生活のスタートです。始業式では、3名の転編入生と新しい先生の紹介がありました。今日から始まるカリタス小学校での日々を楽しんでいきましょう。みんなで「ともに祈り、学び、仕える人」になれますように・・・。

そして、明日は入学式です。新5年生と新6年生が、1年生を迎えるために全員で準備をしました。わくわく・どきどきしながら、一生懸命準備しておいた手作りの作品で、多目的ホールや1年生の教室を飾りました。一人ひとりの笑顔から、新入生と会うのが待ち遠しい気持ちが伝わってきました。

7年越しの「水車」解体!

ダンボールから引っ張り出してきた「水車村」の看板を自転車に引っ掛けて、準備完了。

そう、今日は、日本庭園に佇む「水車」を解体するために、7年前、4年3組にいた子どもたちが集まる日だったのです。当時の総合テーマ名が「水車村」でした。

通例、総合で使用したものは繰り越して長く保存しませんが、カリタス小学校30周年記念で出版される本に偶然掲載された関係で、日本庭園に残すこととなったのでした。

クリーム色だった木材も、7年のときを経て、こげちゃ色に。「壊すのもったいないよね〜」の声。壊すのは惜しいですが、集まった子たちは、4月から高校3年生。ちょうどよいタイミングでした。

集まったのは、クラス37名のうち、23名。すっかり大人になった子もいれば、小4の面影そのままに変わらぬ笑顔を振りまく子もいて、様々。懐かしの出席を“かわいらしく”とったあとは…水車の前で集合写真。

「小4で撮った場所で同じように撮ったらどう?」

という粋な提案のもと、笑顔で撮影しました。

水車の解体は、本校で修繕等のお仕事をしてくださっている2名の方にドライバーをお借りし、レクチャーを受け、いよいよ開始。最初は「いえ、私いいですー」と恥ずかしそうに遠慮していた子も、ドライバーを手にすれば7年前にタイムスリップしたかのように、ドライバーを何度もうならせていました。

「壊すのってあっという間〜」

と笑っていましたが、皆さんが一層成長した証なのかもしれませんね。

中にはずっしりと重い、長い木が。

思えばこの水車を支える土台は、実はとある子のおじいちゃんに造っていただいた経緯があります。ただ、小4の37名、『水車を回したい』という想いで、できることを最大限にやってきました。おじいちゃんに出会い、造り方を教えていただき、想いを一層強くしていきました。『人との出会い』が突き動かしてくれました。6班に分かれそれぞれの仕事を全う、言われずとも休み時間もフル活用してビスを打ち込み、まさに『総力戦』で挑んでいったのです。

あの水車の土台の側面には「39人の毎日修造」(担任も含めてもらい37+1+1=39)と刻んであり、39名で熱く取り組んできたことの印になっていました。

ちなみに、木で本格的に造る前には工作用紙で「紙水車」を作りました。パソコンに眠る当時の写真を見返しながら、

「そういえば紙にはない木の厚み考えてなくて焦ったよね〜」

「設計図を読み取り違えて直径2mくらいの作ったよね」

「そうだ、たしかHちゃんの身長が直径ぴったりだったんだ。ということは、水車の直径130cmだったからHちゃんの身長130cmだったんじゃん(笑)」

など、当時の思い出があちらこちらで咲いていました。身をもって経験したことって、こうして蘇ってくるのだということを、目の前で教えてもらった気がしました。

ああ懐かしい…。あと3時間は語れそうですので、この辺りで、「水車村」の旅を終えようと思います。ご興味ある方はぜひ、以下の書籍をお読みください!

東洋館出版社
https://www.toyokan.co.jp/products/3621

最後、時間が来て名残惜しそうに帰る一行は、カリタスの新園舎も覗きながら、思い出話や身の上話にまだまだ花を咲かせていました。

『水車村』を通して一緒に過ごした日々を忘れられません。楽しかったなぁ…。皆さんのこれからの日々が、益々豊かなものとなりますように。お祈りしています。

感謝ミサ

今日は、感謝ミサがありました。3年ぶりに、全校児童が一堂に会して行われました。

この一年、神さまから頂いたたくさんのお恵みに感謝し、明日小学校を卒業する6年生の前途を祝福するミサでした。

「キリストはブドウの木。わたしはその枝のひとつ。」

愛とは、神さまとつながっていること。周りの人とつながっていること。家族や友だちと言い争いをして、すぐに仲直りができないときもありますが、それでもつながっていることが大切だ、それが愛(CARITAS)なのだと神父様が話されました。

小学校を巣立つ6年生と、今まで一緒に過ごしてきた友だち、動物たちと、たとえ離れていても、いつも神さまの愛でつながりを感じて歩んでいくことができますように。