1年生 実りの秋 収穫のよろこび

 6月から土の中で大きく膨らんでいたサツマイモの収穫をしました。雑草を抜き、水を与え、葉っぱを裏返して日々見守り続けてきた1年生は大喜びです。交代で畝に入り、力を合わせてたくさんのおいもを掘り出しました。子どもたちの歓声が天高い秋の空に響いたのです。

1年生 学年みんなで

 1年生はクラス毎に羊や山羊を育ててきました。3クラス毎に飼育していますが、感覚の中では学年で3頭を見守っている感覚があるのです。これは子どもたちのいとなみと一緒です。何故ならば、オープンスペースの壁のない空間で全クラスが4人に見守られて暮らしているからです。さて今月のある朝、3組の子どもたちが羊のキララの回りに集まっていました。よく見ると担任の先生もその輪の中にいます。お散歩に出て行くことにためらいがあるキララを無理強いすることなくどうしたら歩き出すのかを考えていました。キララの表情を見つめながら。そしてある日の昼休み、散歩を終えた1組のみらい(羊)と2組のユキ(山羊)が走って小屋に戻って行きました。動物も子どもたちも一つのかたまりになって笑顔です。きっとカリタスの動物たちは数えきれないくらいの仲間に支えられていることを知っているはずです。

WFPエッセイコンテスト2016 表彰式

 今年もWFP(World Food Programme国連世界食糧計画)主催のエッセイコンテストに応募し、WFP賞(4年:片岡璃穂さん)、小学生部門賞(6年:須之内梨央さん)、審査員特別賞(6年:黒澤碧さん)、佳作(6年:馬越彩さん)を受賞しました。
 カリタス学園の創立記念日(10月16日)は、世界の食糧問題を考える「世界食糧デー」と重なり、世界食糧デーを前にエッセイコンテストの表彰式が行われました。表彰式では、審査員長であり、音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん、WFP協会親善大使でプロスキーヤー・冒険家である三浦雄一郎さん、俳優の竹下景子さん、WFP協会顧問でオテル・ドゥ・ミクニ・オーナーシェフの三國清三さん、WFP協会理事でクリエイティブディレクター・環境マンガ家の本田亮さんをはじめ、豪華な顔ぶれのなかで行われ、WFP賞を受賞した片岡さんの作品「命のスープ」を竹下景子さんが朗読してくださいました。授賞式後は、審査員の方や他の受賞者の方とお話しをする時間もあり、充実した時間となりました。
 これからもカリタス小学校で日々行っている「インド・バングラディシュの里子支援」や「しおむすび」を通して、世界の飢餓問題や子どもたちに目を向け、考えていってほしいと願っています。
 今年は過去最多の14659通の作品が寄せられました。応募1作品につき、給食4日分(120円)、合計175万9080円が協賛企業のご協力により国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられます。

●WFPエッセイコンテスト2016
https://www.wfpessay.jp/2016/