6年1組 銀杏を販売しました

 6年1組の総合は「アスレチック」。しかし、アスレチックを造るためには、材料費や製作費が必要です。そこで、クラスで知恵を出し合い、例年、キャンパスの秋の風物詩「大量に落ちている銀杏」を清掃し、さらに、その果肉を処理して銀杏にして販売しようとということとなりました。

 「くさぁい」「ぐちゅっとする」・・・という最初の様子。周囲からは「何やってんの?」「あんなの拾って何になるの?」と言われつつ、実から種を出し、種をきれいに洗い、乾燥させ銀杏にする作業を約1か月間続けました。処理したあとの銀杏は、なんと、70kg強。奉仕の精神が、充実感を生みました。

 いざ発売の参観日。「売れなかったらどうしよう」「もとは臭いからだめかなぁ」という不安の中、販売を始めると、全学年の保護者の方の長蛇の列。子供たちは「大喜び」を通り越して、販売という仕事をする充実感に浸っていました。

 原材料を取り、商品になるまで加工し、販売して、本物のお金をいただく。お店屋さんごっこではなく、お店です。そんな「本物」の活動ができるのが、カリタスの総合です。

 買ってくださった方々、本当にありがとうございました。売り上げは、74,100円。全額をアスレチックづくりに遣わせていただきます。

WFPエッセイコンテスト2016 表彰式

 今年もWFP(World Food Programme国連世界食糧計画)主催のエッセイコンテストに応募し、WFP賞(4年:片岡璃穂さん)、小学生部門賞(6年:須之内梨央さん)、審査員特別賞(6年:黒澤碧さん)、佳作(6年:馬越彩さん)を受賞しました。
 カリタス学園の創立記念日(10月16日)は、世界の食糧問題を考える「世界食糧デー」と重なり、世界食糧デーを前にエッセイコンテストの表彰式が行われました。表彰式では、審査員長であり、音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん、WFP協会親善大使でプロスキーヤー・冒険家である三浦雄一郎さん、俳優の竹下景子さん、WFP協会顧問でオテル・ドゥ・ミクニ・オーナーシェフの三國清三さん、WFP協会理事でクリエイティブディレクター・環境マンガ家の本田亮さんをはじめ、豪華な顔ぶれのなかで行われ、WFP賞を受賞した片岡さんの作品「命のスープ」を竹下景子さんが朗読してくださいました。授賞式後は、審査員の方や他の受賞者の方とお話しをする時間もあり、充実した時間となりました。
 これからもカリタス小学校で日々行っている「インド・バングラディシュの里子支援」や「しおむすび」を通して、世界の飢餓問題や子どもたちに目を向け、考えていってほしいと願っています。
 今年は過去最多の14659通の作品が寄せられました。応募1作品につき、給食4日分(120円)、合計175万9080円が協賛企業のご協力により国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられます。

●WFPエッセイコンテスト2016
https://www.wfpessay.jp/2016/

創立記念の集い




 本日、創立記念の集いがありました。6年生と1年生による寸劇があり、学園の創立者聖マルグリット・デュービルの生き方が紹介されました。彼女が大切にしたみことば、「最も小さい者の一人にしたのはわたしにしてくれたことなのである(マタイ25:40)」は、子ども達の心に深く届いたことでしょう。その後、永久コパン(コパン経験者)の有志が、学校近くの障害者福祉施設「あゆ工房」に出かけた様子を、スライドを使って発表しました。その中で、今まで偏見を持って障害を持った方々を見ていたが、実際にその仕事ぶりに触れたことによって尊敬の念すら抱くようになったというくだりが印象に残りました。集いの後教室に戻った子ども達は、私たちの周りにいるデュービル(のような生き方や行動など)について思いを巡らせ、自分にはどんなことができるかを考えました。