4年生 秋の宿泊活動 1日目

元気いっぱいに東京駅を出発した子どもたちですが、ようやく着いた上越妙高駅は東京と同じような暑さで、まだまだ宿泊といった実感が湧きません。けれどもバスの窓から見える道路や信号機、道路沿いに広がる金色の田んぼを見て、ようやく新潟にやってきたことを実感しました。そして最初の活動地であるいもり池についた途端、その青空と妙高山を映し出すいもり池の爽やかな空気に感動していました。班ごとにシートを並べて食べたお弁当タイムも楽しそうでした。
ホテルに到着後はトレッキングシューズの履き方講習会を行いました。ひもをきつく引っ張り、チョウチョ結びにするのが大変そうでしたが、2日目にはもうすっかり慣れたようで、あっという間に靴を履き替えて外に出ていました。
それからマイタイムまでは自由時間、外で思い切り走り回ったり草を摘んだりと思い思いに遊ぶ姿が見られました。
その後は、夕食に入浴とホテルでのルールを初めて体験しましたが、協力してしっかりとルールを守り、気持ちよく過ごす姿に4年生らしい素直さを感じ取ることができました。でもさすがに初日は興奮したのかなかなか寝付かれなかった子が多かったようです。

3年生 宿泊活動

3年生は、山中湖へ3日間の宿泊に行って参りました。

1日目は広場で遊び、ビッグカヌーを漕ぎました。「ここでは、自分のことはじぶんでやります。」と開校式で説明を受けた通り、荷物の整理も布団を敷くことも、自分たちでおこないました。ビッグカヌーは皆で力を合わせて漕ぎ、面白い掛け声が時折聞こえてきました。自分の番を待つ間も、水に入って気持ちよさそうに遊んでいました。

2日目のプログラムは、平尾山へのハイキングとキャンプファイヤー。もう無理、足が痛いなどと言いながらも、皆そろって頂上に登ることができました。山頂では、お天気にも恵まれたためきれいな富士山を見ることができました。

最終日はお世話になったキャビンをきれいに掃除して、山中湖とお別れをしました。力を合わせて掃除をして、自由時間をたっぷりとれたため、遊具を使って楽しく遊ぶこともできました。

3日間、大きなアクシデントもなく、無事に帰ることができてとても安心しています。山中湖での宿泊を通して大きく成長した子どもたちが、その力を生かしてさらに成長できるよう、祈っています。

6年生 宿泊活動

6年生は岩手県(花巻・遠野)に宿泊活動にでかけました。岩手県は国語で学習している宮沢賢治ゆかりの地です。
宿泊の目標は「賢治の愛した岩手で新しい世界を学ぼう Famille CARITAS」です。宿泊委員の人が話し合いを重ねて考えました。

1日目
1日目は遠野の「ふるさと村」に行きました。お昼ご飯には、遠野名物のバケツジンギスカンを皆でいただきました。わいわいとお肉や野菜を焼いて食べ、楽しく美味しい食事でした。その後、曲屋の中で語り部さんによる民話を聞きました。遠野地方の方言の優しい語りに聞き入りました。お礼に「イーハトーブの風」を歌いました。この日は雨が降っていたのですが、民話を聞き終わると同時に晴れ、田んぼや小川の流れる広い敷地で思い切り友だちと遊ぶことができました。
宿泊したホテルではおいしいお食事と温泉を楽しみました。

2日目
この日は花巻の農家さんと交流しました。たくさんの農家さんが子どもたちを受け入れ下いました。子どもたちは少人数に分かれて、各農家さんの家に行きました。
農家さんの家では、りんごの摘果をしたり、野菜の収穫をしたり、縄をなう体験をしたりとそれぞれが様々な体験をさせていただきました。郷土料理のひっつみや、地域のおやつを頂いたグループもありました。この日も雨が降っていたのですが、農家さんは子どもたちが楽しめるように色々と考えて下さいました。子どもたちをとても温かく優しく迎えて下さり、お世話になった農家の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。素敵な出会いがあった一日でした。
夜、ホテルでは鹿踊りを鑑賞しました。重い衣装を着け、太鼓をたたきながらの踊りは迫力がありました。踊り手の方やホテルの方に感謝の気持ちを込めて「イーハトーブの風」を歌いました。

3日目
この日は宮沢賢治を学ぶ一日でした。
まず、花巻農業高等学校の敷地にある羅須地人協会を訪ね、賢治も暮らした家を見学しました。次に宮沢賢治童話村に行きました。雨のため広い敷地を散策することはできませんでしたが、宮沢賢治の世界観を表現した楽しい空間で「楽習」してきました。次に宮沢賢治記念館では、5つのテーマ「科学」「芸術」「宇宙」「宗教」「農」の展示から宮沢賢治の世界を学びました。
最後に、金婚亭でお昼ご飯を頂きました。お漬物や釜飯、わんこそば、どれも美味しく頂きました。

小学校最後の宿泊活動は、たくさんの人に支えられ、温かく素敵な出会いが心に残る宿泊となりました。