卒業式

コロナウィルスの感染予防のために、今月2日から休校、そしてそのまま春休みに突入となってしまったカリタス小学校。学校の主役の子ども達がいない学校は、しーんと静まって寂しい毎日です。

そんな中ではありましたが、本日、第52回の卒業式を執り行うことができました。コロナウィルスの影響を考慮して在校生の参加はありません。一人ひとりの座席の間隔もすこし開け、全員マスク着用といういつもとは違う風景の中での卒業式です。でも、卒業生の保護者の方々と教職員で、心に残る卒業式にしようと集まりました。
式では、106名の卒業生が一人ひとり校長先生から卒業証書を手渡されました。いろいろな学校で卒業式に苦慮されているようですが、この「一人ひとりに」というのは、カリタス小学校として大切にしたいところで、「あなたはここに居ていいのよ」「一人ひとりの存在を大切にする」、その最後の場面だからこそ…とこういう形を取りました。壇上に上がった一人ひとりの顔には、六年間の成長の跡が見られて嬉しく思います。式の最後、いつもなら在校生の中を通っての退場ですが、今日は教職員で花道を作って送り出しました。

卒業生の皆さん、大変な1年ではありましたがよく頑張りました! 卒業、おめでとう!

6年生にLFIT生(フランス人学校)35名来校

12月からビデオやカード交換をしてきた板橋のLFIT(東京国際フランス学園)で日本語を学ぶ11~12歳の生徒35名が、カリタス小学校を訪れました。国籍も、フランスだけでなくカナダ、ベルギー、タイ、ガーナと様々。肌の色も、目の色も、髪の毛も色々。最初は戸惑っていましたが、英語・カルタ会・習字の授業を日本語・英語・フランス語で受け、体育館や校庭で遊ぶうちにすっかり仲良くなりました。多目的ホールでの交流会では、LFITが学校紹介を日本語で行い、「It’s a small world」を日英仏語で合唱しました。3月末には、6年生15名がLFITを訪問して、一日一緒に過ごします。

6年図工 いけばな体験授業

MOA美術館スクールプログラムの出張授業で、岡田茂吉美術財団のインストラクターの方が来校され、6年生に光輪花いけばなを教えてくださいました。いけばな体験の前に、ペットボトルを紐や網などの自然素材を使って飾り、オリジナルの花器を作っておきました。いけばなは、花材と器も含めてひとつの作品になります。体験の前に日本の伝統文化であるいけばなについてレクチャーしていただいた後、実際にデモンストレーションをしていただきました。体験では、花を手で持って、花や葉、茎などを様々な角度からよく見て、香りも感じて、一番いい角度を選んで活けていきます。一本の花を心を落ち着けて、じっくり見る経験はなかなかなく新鮮でした。いけばなを楽しんだ後に、いい気持ちになったと感想を述べていました。凛としたいけばな作品を多目的ホールに展示すると、行き交う児童や先生方も癒されている様子でした。