第1回校内授業研究会

カリタス小学校では、年8回の校内授業研究会、また毎年冬に公開授業研究会を行い、授業を見合い語り合いながら研鑽を積んでいます。また春休みと夏休みには、教育実践の振り返りや今後に向けた研究を行っています。

今年度最初の校内研は、4年と6年の総合のテーマ決めの授業で行いました。今年度の総合をどんなテーマにしようかと、期待に胸をふくらませて活動する子どもたちの姿が印象的でした。その後の協議会は、子どもたちの発表の在り方について語り合いました。

1つ目は、発表におけるiPadの利用の仕方です。友だちと意見交流する際のiPadの効果的な使い方について話し合われました。

2つ目は、グループ発表での子どもたちの協力体制についてです。メンバー構成や目的や人数によって、さまざまな子どもたちの関係性が語られ、その中で一人ひとりがどの程度自己実現できているのかが話題となりました。

この先の総合では、テーマ決めを友だち関係ではなく、選択の判断基準を自分たちで整理し、それに根拠を求めながら1つに絞っていくとよいと確認しました。

テーマを1つに絞っていく過程は、クラスが初めて1つに意見をまとめる大事な共同作業です。一人ひとりの想いを受け止めながら、お互いの違いを認め合って話し合うことで、より良いクラスの在り方も見えていくことでしょう。

フードドライブ

7月中旬にフードドライブの回収BOXを中央玄関に設置しました。

フードドライブは中高で行っている「食品ロス」の削減と食料を必要としている方への「食支援」を両立する活動です。コパン集会の時に「中高のお姉さん達から小学校の皆さんにも協力して欲しい」とお願いがきていると伝えたところ、「協力してみたい」と子どもたちから声があがり、小学校でもフードドライブへの協力をお願いすることになりました。

保護者の皆様におかれましては暑い中、マスクや消毒液、食べ物などたくさんのものを持ってきて頂き、本当にありがとうございます。先日届けに行ったところ、中高の方も多くの物資が届いたことにとても喜んでいました。

全校授業研究会

全校授業研究会は、教員全員が同じ授業を見て、学び合う研究会です。
今年度の校内研究会としては4回目、今回も、小林先生(早稲田大学教授)をお迎えし、ご指導しただきました。

カリタス小学校では、今年度から「問いつづけ ともに生きる」を研究主題に掲げ、第四次研究を始めています。今年度は、「一人ひとりを大切にする」を重点目標とし、協議しました。

当日は1年生と3年生の2クラスが授業を公開しました。そして、子どもの姿から「一人ひとりを大切にする」とはどういうことなのか、教師の投げかけはどうだったのか、話し合われました。研究会での学びから、日々の実践をふりかえり、子どもたちに返していきます。