4年生 フランスからの留学生との交流

フランスからカリタス女子中学高等学校に留学している4名の高校1年生が、カリタス小学校に来て、4年生と一緒に過ごしてくれました。1時間目は、3組で算数のおよその数の学習。4人のうち1人はスペインに住んでいるとのことで、フランス(約6,800万人)とスペイン(約4,500万人)と日本(約1億2,456万7,236人)の人口を比較しました。2時間目は、2組で社会。地図帳でフランス・スペイン・ハイチ(留学生の1人はハイチ出身)の位置を確かめて、様々な国のリサイクル・マーク探しをしました。3時間目は、1組とともに理科。収穫した大きなヘチマの実物に触ったり、小さなヘチマの皮をむいたりしましたが、フランスではヘチマはあまり見かけないそうです。4時間目は、4年3組と3年1組の交流会に参加。気温が高かったので校庭で遊ぶのに少し疲れてしまったようですが、おにごっこの仲間に入って一緒に楽しんでくれました。その後は、とても名残惜しかったのですが、オープンスペースで4年生みんなとさよならをしました。

4年生の子どもたちは、知っている英語や仏語(少し?)を駆使して、身ぶり手ぶりも交えながら、一生懸命コミュニケーションをとっていました。留学生にとっても4年生にとっても忘れられない思い出の1ページになったことでしょう。

卒業生によるバイオリンコンサート

今日はお昼休みに、卒業生によるバイオリンコンサートがありました。
現在音楽大学(2年生)でバイオリンを専攻していて、カリタス小学校の子どもたちのために演奏をしにきてくれたのです。小学生だった頃もバイオリンが大好きで、クリスマスミサなどで弾いて、素敵な音色を響かせていたのを思い出します。

多目的ホールにはたくさんの子どもたちや先生が集まりました。演奏が始まると、バイオリンの美しい音色に、いっきに引き込まれていました。間近で聞くことができたので、演奏の様子をじーっと見ている姿も印象的でした。
1曲目はシューベルト作曲の「アヴェマリア」。お祈りや宗教の時間にも流れるきれいな曲です。
2曲目はパガニーニの「カプリス1番」。すばやい弓の動きに子どもたちは驚きの表情でした。
最後は「カリタス学園校歌」です。バイオリンの音色に合わせてみんなも歌い、一緒に音楽を楽しみました。
演奏のあとには、「すごくきれいでした」「ありがとうございました」とたくさんの子どもたちが嬉しそうに話しかけていました。「きれいなメロディーを弾くときに意識していることはなんですか?」と真剣に質問をする子もいました。卒業生の姿は、子どもたちの憧れです。

今日は1年生の音楽の授業の日だったので、そこでもバイオリンを演奏してくれました。
美しい響きにみんなうっとり。短い時間でしたが、とっても素敵な時間でした。
ぜひまた演奏をしに来てください♪これからのご活躍をお祈りしています。

5年生 卒業生とのオンライン交流

卒業生とオンライン交流をしました。幼稚園・小学校・中学高校までカリタス学園に在学をして、現在大学2年生の先輩です。幼稚園からカリタスの外国語教育に触れ、語学が大好きになったそうです。中でもフランス語に魅せられ、海外を旅していたときに「今後100年間で世界中にある7,000語のおよそ半分の言語は消滅してしまう」という何とも恐ろしい状況を知り、居ても経っても居られなくなってしまったそうです。この言語消滅の危機を何とかできないだろうか!と立ち上がり、失われて行く前に自分の手で、世界中で使われている少数言語がこの地球上に存在していた事実の証を残すべく、世界一周で言語を記録保存する活動に立ち上がったのです。そして、大学2年生に進級する前の春、単身でカナダ、メキシコ、アフリカに渡って言語記録に奮闘してきました。

先輩は今、西アフリカのセネガルで活動をしています。今日は活動の発端・活動の内容・今後の予定などを聞きました。「小学校の頃の自分は、勉強や運動等色々な部分で自分と人とを比べて自分に自信が持てなかったです。でも、今は『人は人、自分は自分』ということが分かるようになり、一人で世界を巡りながら自分にとても自信が持てるようになりました。色々な国へ行き、色々な人と出会って自分が凄く成長できているなと感じています。」ということも話してくれました。

今後も時々オンラインで繋がって、世界一周の活動の話を伺う予定です。