5年宿泊活動!~ 3度目の黒姫高原へ ~ ④

4日目です。雨降りだった前日から一転、眩しいお日様が子ども達を照らしてくれています。

今日は、渓流釣りができる施設に出かけます。これは、子ども達のリクエストによって実現された活動です。
施設の近くを流れる鳥居川から支流を引き込み、そこにニジマスが放流されていて、釣りを楽しめるというところです。

施設の方に教えて頂いた通りエサ(いくら)を針につけ、水の中に糸を垂らすと…ピクンと糸に反応が。「きた!」と糸を引き上げると、大きなニジマスがピチピチ跳ねながら上がりました。子ども達は「きゃっ、きゃっ」と大興奮。釣り上げられた嬉しさに声をあげていました。

釣った魚は、施設の方がお腹を開き串刺しにしてくださり、それを炭火で塩焼きにしました。普段あまり魚を食べない子も、焼きたての魚を「美味しい」と頬張っていました。

その施設は、釣り以外にも子ども達に魅力的な遊具が広がる広場があります。魚を食べ、昼食を取った子ども達は、そこで思いきり遊んでいました。

5年宿泊活動!~ 3度目の黒姫高原へ ~ ③

3日目。この日はあいにくの雨降りの朝を迎えました。それでも、森の中に出掛け、森林セラピーを体験することにしました。ホテルからほど近いところに御鹿池(おじかいけ)というところがあり、そのまわりの森は「癒やしの森」と名付けられています。そこにガイドの方と入って森のことを学び、森からのパワーを頂きます。

葉を手に取ってみたり、枝を取ってみたり、ちょうど時期的になっていた実を口にしてみたり。また、耳を澄まして音を聴いたり、匂いを嗅いだり…。五感をフルに使いながら、森での楽しみ方を教えてくださいます。雨の心配もしましたが、雨の中での活動もなかなかいいもので、雨音だったり、雨が降る中の森の感じだったりと、普段では経験しない感覚を味わう時間となりました。

黒姫山から御鹿池に流れ込む水の流れに靴を脱いで足を浸すと、冷たさにびっくり。まだ雪解け水も含む水温は10℃あまりで、きゅっとからだが縮み込む感じでした。でも、その冷たさから出たとき逆にぽかぽかと温まる感覚は、新しく感じる感覚になった子も多かったです。

活動の後、ホテルに戻って濡れたからだを温めるためにお風呂に入りました。それはまた、からだ全体が温まって気持ちよかったようです。

5年宿泊活動!~ 3度目の黒姫高原へ ~ ②

2日目です。今日は、この宿泊活動のメインとなる登山に出かけます。

例年は火打山(2462m)に1泊2日(山小屋泊)で挑戦しています。でも、今年は6月に登山することになったので、火打山はまだ開山されていません。そこで、比較的近く、100人規模の子ども達を登頂させられる飯縄山への挑戦となりました。

登山口までバスで移動すると、登山ガイドの皆さんが待っていてくださいました。1クラスが3班にわかれ、班毎に1名のガイドの方が付いてくださいます。例年の登山やハイキングでサポートしてくださる方たちで、私たちのことをよく知っているので安心です。子ども達も顔馴染みの方だと親しみやすく、「頑張って登ろう!」という意欲が高まります。

8時に登山口をスタート。ここからは、自分との戦いであったり、仲間との助け合いだったりです。本格的な登山の経験がある子は少ないので、早々に「まだ~」「疲れた~」の声が聞こえます。でも、そこで友だち同士励まし合ったり、ガイドの方に励まされたりしながら、一歩一歩山頂に向けて歩みを進めました。

前半は森の中を歩いて行きます。後半は視界が開け、まわりの山々を眺めたり、眼下に広がる景色を眺めたりしながらの道程です。特に後半、山頂も見えてくると、それまでの疲れも吹き飛び、「がんばろう!」と再びパワーが蘇ってくる感じでした。

11時半頃、山頂到着。子ども達は「やったー」と喜びや達成感を声にしていました。山頂からは、まだ頂きに雪を残しているアルプスの山々が見えました。

全員が下山したのが15時前。ガイドの方曰く、「今年の子たちは健脚な子が多かったのか予定より早く着けた」とのことでした。全員が無事、ホテルに戻ってくることができました。