男児対象説明会①

 男児の入学希望者を対象にした説明会を本校会議室で行いました。今回は、校長、教頭からの学校説明の他に、本校卒業生(国際基督教大学大学院博士課程)の秋山肇君にも来校していただき話をしてもらいました。カリタス小学校の愛や、総合などの学びが、今の自分の生き方の根底となっていることなどが語られました。立派に育っている秋山君の語りに胸が熱くなるのを感じました。
 また、保護者の方々が話を聞いている間、入学希望の男の子たちは、本校の1・2年生やカリタス幼稚園の男児と一緒にサッカーを楽しみました。同じカリタスの仲間として、一緒にボールを追いかける日が来るといいですね。

 9月14日(水)には、男児対象説明会②を予定しています。今回の秋山君にも来校いただきます。また、男子卒業生の保護者の方からも話をしていただく予定です。本校に関心をお持ちの男児保護者の方は、ぜひご参加ください。詳細に関しては、今後ホームページに掲載します。

カリタスの教育を語る会『子どものからだと心』保護者感想

 6月28日に保護者対象の「カリタスの教育を語る会」がありました。この会は、24年度「カリタスの授業研究のあり方」、25年度「外国語教育」、26年度「宗教教育」、27年度「専門教科教育」と毎年テーマを変えて本校の教育を語って来ました。
 今年度は、子どもの生活や体から子育てを考えて行きたいという願いでテーマを「子どものからだと心」としました。食事・睡眠・運動は子どもの成長に欠かせない三原則。北市教諭からは、家庭科で大事にしていることと家庭でできること。保健室の新屋教諭からは、最近のカリタスっ子のけがについて。そして、こどものからだとこころを研究している山本教諭からは、睡眠の大切さとわくわくドキドキ体験の重要性を語りました。
 会終了後、たくさんの感想をいただきました。ご紹介します。

●学校の保健室の役割、又、どの様な状況で使用しているのかが、とても良くわかりました。適切な判断が出来る為にも、自分の状態を先生や大人に伝えられる様、日頃から指導していきたいです。又、私学生の悩みとして、放課後お友達と遊ぶ時間はありません。ワクワク、ドキドキをきちんと家庭でも意識し、抑制と興奮のバランスを考えていきたいと改めて気づきました。最近、親子でイライラしていた日々でしたが、ハッとさせられる会でした。

●わが子は、毎日宿題に取りかかるのが遅くダラダラしがちで、プリントもためがち。どうしても小言が多くなり、このままでは良くないと思っていたので、先生方のお子様の頃のお写真を見せていただき、生まれてきてくれた時の願いを思い出す事が出来ました。もう一度、食事、睡眠、運動の大切さを見直し、とくに夜早く寝る様にうながしながら、集中力を大切に宿題にも取りかかれる様、生活の工夫をしていきたいと思いました。

●今年の「子どものからだと心」のお話も勉強になりました。詳しいデータを見せていただき、とても分かりやすかったです。日々宿題に追われ時間に余裕があれば復習、と睡眠時間短くなる一方です。でもそれは悪循環であったことに気付きました。そして、理想である「興奮2」対「抑制1」、抑制がとても多かったです。明日からは意識して、家族皆んなで「わくドキ体験」ができるように工夫していきたいと思っております。

●日頃の子供との接し方で、抑制の方が多くないかな?ちゃんと好奇心が満たされる様な興奮も与えられているかな?と反省しております。世の中の変化のスピードが早く、子供が大人になった頃はどんな時代になっているかわからないという不安から、子供にはより多くの知識を身につけさせておきたい思っていますが、実は基本は「わくどき体験」なのかもしれません。身体をたくさん動かす時間を大切にしながら、新しい知識もワクワクドキドキできる様な楽しい時間として吸収していって欲しいです。

●家庭科、おみそを試食させていただきました。香りが広がり、とてもおいしかったです。天地返し前のおみそも初めていただきました。色が薄くてテカテカしていて不気味な感じがしましたが、しょっぱいチーズの様なお味で初体験嬉しかったです。子供のようにわくわくしました。5年生で仕込んで6年生でお料理で使うと伺い、つながりのある教育が素晴らしい事だと思いました。

●保健室のお話で、子供の話の状況は客観的に聞くというところが心に残りました。けがや体調不良だけに関らず子供の話を客観的に聞かないと、真実が見えなくなることがあると感じます。あと、子供は、小さなけがしても、たくさん体を使って遊ばないといけないですね。

●正直な感想を書かせていただきます。我が子を見ていると、学校から帰宅後、体力を使いきって帰ってきているようで、とてもとても思い切り遊ばせてからやるべき事をやらせていくという順序では、宿題や課題までたどり着けない様子です。まずは宿題ややることをしてしまい、あとは自由に自分の時間を過ごす・・・というやり方は間違っているのかな?と考えさせられました。今を生きる子供達は親や回りが良い環境を整えてあげないと、自由な環境が少ないとは感じているので、なるべく色々な事を体験させて、本人の成長につなげていきたいです。そういう意味でもカリタス小学校はわくドキ体験をたくさんかなえていただける素晴らしい環境だと思います。

●わくどき体験・・・多忙な毎日から少しずつ減っていっていることを、今日改めて気付かされました。キラキラと笑って遊んでいる子供の姿を見ることは、親にとっても、いやしになると思います。おけいこ等をさせることも、本当にそれが本人にとって良いことなのか、本人の「興奮」につながっているのか、親のエゴではないか・・・もう一度考えてみたいと思いました。

●先生方の熱心な教育論に心をひかれ、あっという間の時間でした。子どもは小さな家庭という社会から少しずつ自立していく上で小学校での基盤の大切さ、先生⇔子どもだけではなく先生⇔家庭もとても大切な事も気付きました。子どもたちの笑顔が多いと学校見学会などで感じたのは、このような先生方やご家庭の連携がすばらしいからだと納得いたしました。

1年生 多摩川の石その後

 1年生は多摩川探検で見つけた石に絵を描き、2年生のお泊まり会へのサプライズにすることは、以前のブログでお伝えしました。2年生の夜の活動に間に合うように、図工科で掲示を頑張りました。4年生が宇宙や花火を描き、3年生が乗り物を作り、1年生が石を準備し、まさにカリタス小学校らしい合作で素晴らしい宇宙空間ができあがりました。ブラックライトを当てると、宇宙も花火も乗り物も石も、全てが鮮やかに浮かび上がります。制作した1年生は「綺麗!」と感動しっぱなしでした。