この休校中、「今だからできること」という言葉を何度も耳にしました。そして、この言葉を耳にしてから、どれくらいの期間、「自分に“何が”できるのか?」と立ち止まって考えたことでしょう。
悩みに悩んで思いついたこと、それが今回の「ダンス」です。
はじめは、自粛中の身体活動量を少しでも確保するために、見よう見まねで踊ってくれたらいいなぁという程度でした。しかし、ただ踊ってもらうだけでいいのか、そういうことを子どもたちは求めているのかなと考えるようになりました。そして考え抜いた答えが、子どもたちが動画を見て、「カリタス小学校と“つながっている”」と思えること、「先生と“つながっている”」と思えること、そういう動画をつくろう!でした。
撮影日は、5月10日(日)。9時から、段取りを説明し、撮影開始。撮影は順調に進みました。リズムが揃わないところ、振り付けを間違えるところなど、いろいろありましたが、ほとんど、撮り直しとはせず、午前中にすべてのコマを撮り終えました。
そこから3日間かけて、編集作業。
仕上がりは、素人っぽく出来上がりましたが、それがまた子どもたちには「ウケる」のかなと思っています。
この動画を見て、少しでも笑って、元気になってくれたら、それが一番、うれしいです。なぜなら、それが、「カリタス小学校と“つながっている”証」ですし、「先生と“つながっている”証」だからです。
選曲も、こんなときだからこそ、しっかりと前を向いて進まなければならない。そういう想いも込めて、「悲しみなんて笑い飛ばせ」にしました。
♫ 絶望なんてないよ 希望だらけさ 不可能なんてないよ 希望だらけさ
みんな踊ってくださいね。
動画が配信されて、早速多数感想をいただきました。一部ですが紹介させていただきます。
「素敵な動画をありがとうございます。家族で拝見させていただき、とても元気な気持ちになりました」 1年生 保護者
「楽しすぎて1時間ぐらい踊っちゃいました」 3年生
「先生たちの思いは、111点目のシュートのように、スッと私の心にとどきました。ふととなりを見るとお母さんがビデオをみながらないていました」 3年生
「カリタス「嵐」かと思いました。いや、きっと確実にそう見えました。(中略)コロナという文字を組み合わせると、君という字ができるということを知ったのですが、君=生徒一人ひとりを思う気持ちが強く伝わりました。」5年生 保護者
「すごいです!きっと先生方もお忙しいので時間が空いているときに踊っていただけたのかなと思いました。動画の編集にも力を入れられているのが分かりました。バスケのゴールのところも丁寧に作られていて本当にすごいと思いました。選曲もいいな、と思いました」 6年生
離れていても、心はひとつ。みんなつながっています。