5年宿泊活動!~ 3度目の黒姫高原へ ~ ③

3日目。この日はあいにくの雨降りの朝を迎えました。それでも、森の中に出掛け、森林セラピーを体験することにしました。ホテルからほど近いところに御鹿池(おじかいけ)というところがあり、そのまわりの森は「癒やしの森」と名付けられています。そこにガイドの方と入って森のことを学び、森からのパワーを頂きます。

葉を手に取ってみたり、枝を取ってみたり、ちょうど時期的になっていた実を口にしてみたり。また、耳を澄まして音を聴いたり、匂いを嗅いだり…。五感をフルに使いながら、森での楽しみ方を教えてくださいます。雨の心配もしましたが、雨の中での活動もなかなかいいもので、雨音だったり、雨が降る中の森の感じだったりと、普段では経験しない感覚を味わう時間となりました。

黒姫山から御鹿池に流れ込む水の流れに靴を脱いで足を浸すと、冷たさにびっくり。まだ雪解け水も含む水温は10℃あまりで、きゅっとからだが縮み込む感じでした。でも、その冷たさから出たとき逆にぽかぽかと温まる感覚は、新しく感じる感覚になった子も多かったです。

活動の後、ホテルに戻って濡れたからだを温めるためにお風呂に入りました。それはまた、からだ全体が温まって気持ちよかったようです。

5年宿泊活動!~ 3度目の黒姫高原へ ~ ②

2日目です。今日は、この宿泊活動のメインとなる登山に出かけます。

例年は火打山(2462m)に1泊2日(山小屋泊)で挑戦しています。でも、今年は6月に登山することになったので、火打山はまだ開山されていません。そこで、比較的近く、100人規模の子ども達を登頂させられる飯縄山への挑戦となりました。

登山口までバスで移動すると、登山ガイドの皆さんが待っていてくださいました。1クラスが3班にわかれ、班毎に1名のガイドの方が付いてくださいます。例年の登山やハイキングでサポートしてくださる方たちで、私たちのことをよく知っているので安心です。子ども達も顔馴染みの方だと親しみやすく、「頑張って登ろう!」という意欲が高まります。

8時に登山口をスタート。ここからは、自分との戦いであったり、仲間との助け合いだったりです。本格的な登山の経験がある子は少ないので、早々に「まだ~」「疲れた~」の声が聞こえます。でも、そこで友だち同士励まし合ったり、ガイドの方に励まされたりしながら、一歩一歩山頂に向けて歩みを進めました。

前半は森の中を歩いて行きます。後半は視界が開け、まわりの山々を眺めたり、眼下に広がる景色を眺めたりしながらの道程です。特に後半、山頂も見えてくると、それまでの疲れも吹き飛び、「がんばろう!」と再びパワーが蘇ってくる感じでした。

11時半頃、山頂到着。子ども達は「やったー」と喜びや達成感を声にしていました。山頂からは、まだ頂きに雪を残しているアルプスの山々が見えました。

全員が下山したのが15時前。ガイドの方曰く、「今年の子たちは健脚な子が多かったのか予定より早く着けた」とのことでした。全員が無事、ホテルに戻ってくることができました。

5年宿泊活動!~ 3度目の黒姫高原へ ~ ①

5年生は、先週、黒姫高原での宿泊活動に出かけました。5年生の子ども達にとっては3度目の黒姫高原。よく知っているところです。でも、実は3回とも訪れた季節が違います。4年生では秋と冬、そして今回の5年生では初夏。同じところに訪れてはいますが、季節によってその姿は全く違います。自ら五感を使ってその違いを感じて欲しいと願っています。

1日目は東京から移動して現地入り。新たな季節に訪れた黒姫を楽しみ、そして、翌日の登山(飯縄山)に向けての準備の1日です。
現地に入る途中、妙高高原にある「いもり池」を訪れました。秋に訪れたときには紅葉が始まり紅や黄色に色づいていた山々が、今回は新緑の緑。そして葉が勢いよく広がっている様子は、季節の違いを実感します。池にも水生植物の葉が広がっていました。
ホテルに着いての開校式では、ホテルの方から3度目の訪問を歓迎して頂きました。今回の宿泊を終えると、ここでの総宿泊数は10泊になります。ホテルの方とも顔馴染みで、「また来たよー」「元気だった?」などの自然な会話が広がりました。
この日は、翌日の登山に向けての準備もしました。トレッキングシューズのサイズ合わせをし、シューズを貸してくださる業者の方から靴の履き方を改めて教えて頂きます。昨年とは違って、登りと下りで紐の結ぶ強さに違いを出すことや、歩く時に気をつけることなどを丁寧にレクチャーしてくださいました。

さて、明日は5時半起床、7時には出発です。しっかり寝て備えてくれるといいのですが…。