WFP チャリティー エッセイコンテスト2024 ②

カリタス小の入賞した作品を紹介いたします。

◎WFP賞   「空飛ぶ塩むすび」

私の通う小学校は毎日お弁当だけど、月に一回塩むすびの日があります。塩むすびの歌もあります。 お腹いっぱい食べられないお友達のために、 お弁当のおかずの分をぼ金して、その日はいつもお弁当みたいなおかずはなくて、具のない塩味のおむすびだけをみんなで食べます。私のぼ金はインドにいるお友達のところに行きます。私のお弁当のおかずは、インドでどんなおかずになるのかな? 会ったことも話したこともないお友達だけど、私たちと同じようにお弁当の時間があるのかな?おしゃべりしながら食べるのかな? そもそもお弁当ってあるのかな?考えてみたら知らないことばかりだ。でも、インドのお友達も私と同じようにお腹がすくだろうし、同じようにお昼ごはんの時間を心待ちにして勉強をがんばっていると思う。もしこれでお腹いっぱいに食べられないなら、塩むすびの日をふやせばいいかもしれない。それか、私がおこづかいで買うおかしをひとつがまんすれば、お腹いっぱいになれるかもしれない。みんながこうやってお友達のことを思って行動すればおなかいっぱいに食べられる子がもっとふえると思う。私は今日もちょっとしょっぱい塩むすびを食べながら、お友達が笑顔で楽しそうにおしゃべりしながら食べているすがたを想ぞうします。私にとって塩むすびの時間は、大好きなごはんの時間でもあるけど遠い空の下でくらしているお友達とつながれる大切な時間です。九月からはお弁当ではなくて給食が始まります。でも塩むすびの日はこれからもずっと続きます。