留学生との交流

本日、フランスからカリタス女子中学高等学校に留学している3名の高校生が、4年生の授業を見学しに来ました。

音楽の授業では、リコーダーと歌唱で日本伝統の「もみじ」を落ち着いた雰囲気の中で聞いてもらいました。留学生はゆったりとしたリズムに身体を揺らし、一つ一つの音を感じてくれました。

理科の授業では、温度によって水の高さが変わるのかを実験しました。試験管を握って温めたり冷やしたりすることで変化があり、実験結果にみんなで驚きました。

体育の授業では、アスレティック・フェスティバルで披露した6年生の旗の演技を一緒に見ました。そして、4年生・留学生チーム対6年生チームでドッジボールをしました。途中からボールの数が増え、必死に投げたり逃げたりして良い汗をかきました。

短い時間ではありましたが、留学生の皆さんにとって実りある時間になっていれば幸いです。また、4年生の児童にとっては、知っている英語やフランス語を使って話したり、一緒に過ごしたりして、言葉や文化を知ることのできた貴重な時間になりました。

待ちに待った!CARITAS Athletic Festival 2024!!

秋晴れの青空のもと、CARITAS Athletic Festival 2024(以下、“アスフェス”)が開催されました。暑さを感じるほどに強い日差しが照っていましたが、カリタスの子どもたちはきらっきらっとかがやかしい笑顔で、熱く盛り上がっていました。

プログラム序盤の応援合戦では、「フレフレ白組!フレフレ青組!フレフレ赤組!」と互いにエールを送るコールがあったり、各学年の演技では3色が一体となって動きをシンクロさせたり・・・。一方で徒競走やリレー、団体競技では一人一人自分の持てる力を存分に発揮し、子どもたちはそれぞれの競技でいろんなドラマを経験することができました。

また、閉会式が終わった後もドラマは続きます。各色別れを惜しむかのようにすぐには教室へは戻らず、しばらく校庭に残って応援団とその色のチームでつかの間のひとときを過ごすのでした。

これからも“アスフェス”が、子どもたちにとってかけがえのない特別な一日となりますように。

WFP チャリティー エッセイコンテスト2024 ⑥

カリタス小の入賞した作品を紹介いたします。

◎佳作   「優しい半分こ」

「帰って来たら遊ぼうね。」
そうやって私の幼稚園の友達は小学生になる時にお父さんの仕事でシンガポールに行くことになった。今もシンガポールに住んでいる。優しくてお姉さんみたいな友達が私は大好きだった。二人で夢中で遊んでいたのは向かい合ってぐるぐる回る地球儀みたいなジャングルジムだった。そして、なんといってもその友達は食べることが好きだった。昼になるにつれ友達は元気がなくなる。お腹すいたね…。そうか。お腹がすくからだ。
そして昼ごはんになった。席替えで初めて友達と食べることになった。友達はご飯を見てたちまち笑顔になり、そして食べることがびっくりするほど早い。あまりにも食べるのが早く、あっという間にどんどんお皿が空になり美味しそうに食べるものだから、私は当時クリームコロッケが苦手でしょうがなかったけれど、えいっと一口食べてみた。なぜだろう。不
思議と美味しかった。美味しい・・・。私が言うと隣で食べていた友達はお姉さんみたいに半分こあげようか?と私に言って半分お皿においた。クリームコロッケは最後までとってあったから友達の一番好きなものに違いないと私は思っていた。大好きな物なのにいいのかなと思った。今思えばきっと私が美味しそうに食べていたから半分くれたのだと思う。そんなえいっと食べたクリームコロッケは今では私の大好物な物の一つだ。私は幸せご飯は好きな家族、好きな人と食べる優しさのご飯だと思う。幼稚園でお腹がすくと友達が元気がなくなったようにご飯は生きていく上で必要で大切な宝物だ。そして半分こあげようかも誰とでもできる優しい魔法の言葉だと思う。幼稚園の頃二人で向かい合って遊ぶぐるぐる回る地球儀みたいなジャングルジムのように今日もまた地球の違う国で友達はご飯をきっとあの笑顔で食べていて、今日もまた地球の違う国で私もご飯を食べて笑顔になる。友達が帰ってきたら、今度は優しさを返したい。