6年1組の総合は「アスレチック」。しかし、アスレチックを造るためには、材料費や製作費が必要です。そこで、クラスで知恵を出し合い、例年、キャンパスの秋の風物詩「大量に落ちている銀杏」を清掃し、さらに、その果肉を処理して銀杏にして販売しようとということとなりました。
「くさぁい」「ぐちゅっとする」・・・という最初の様子。周囲からは「何やってんの?」「あんなの拾って何になるの?」と言われつつ、実から種を出し、種をきれいに洗い、乾燥させ銀杏にする作業を約1か月間続けました。処理したあとの銀杏は、なんと、70kg強。奉仕の精神が、充実感を生みました。
いざ発売の参観日。「売れなかったらどうしよう」「もとは臭いからだめかなぁ」という不安の中、販売を始めると、全学年の保護者の方の長蛇の列。子供たちは「大喜び」を通り越して、販売という仕事をする充実感に浸っていました。
原材料を取り、商品になるまで加工し、販売して、本物のお金をいただく。お店屋さんごっこではなく、お店です。そんな「本物」の活動ができるのが、カリタスの総合です。
買ってくださった方々、本当にありがとうございました。売り上げは、74,100円。全額をアスレチックづくりに遣わせていただきます。