いつも身近にあるクレヨンも、色々な使い方を知っていれば世界が広がります。そんな楽しさを味わってもらうため、1年生ではクレヨンの指導を毎年行います。濃淡を付けて描くことやクレヨンをねかせて描くこともその1つ。このような手法を学ぶため、蚊と蚊取り線香のストーリー仕立てで授業を組み立てました。蚊取り線香に見立てた「ぐるぐる描き」、その蚊取り線香の効果が発揮され、今にも息絶えそうな蚊。それを各自が考え表現しました。クレヨンをねかせて「下から上に向かって」描いたとき、あまりの美しさに子どもから「うわあ、綺麗」という声も挙がりました。
学習の最後に模様を描き、色塗りをしました。隣の部屋は別の色、別の塗り方になるよう、1年生なりに考え、色を付けていきました。完成した個々の作品も美しいですが、全体で眺めると、どこの芸術家の作品かと勘違いしてしまいそうなくらいです。