マリア祭

 爽やかな風と新緑が美しい5月は、マリアさまの月。

 マリアさまの素直で優しく強い心にならおうと、毎年5月にマリア祭を行っています。今年度も、ESAアジア教育支援の会から辻さんをお招きしました。辻さんは、私たちの募金で、インドやバングラデシュにいる子どもたちのために学校を建て、学校に通うために必要な様々な支援をされています。また、子どもたちの紅茶農園でできた紅茶や、カレーなどのスパイスを買って日本で販売することで、生活の自立の道を作る活動もされています。

 インドとバングラデシュに、私たちが支援している里子たちのグループがあります。里子たちの現状について教えていただきました。

 辻さんから「一人ひとりの小さな力を合わせて世界の困っている子どもたちのために大きなことができます。みんなが我慢して集めたお金にはたくさんの愛(ハート)あります。里子たちの未来につながります。自分の夢だけでなく世界のお友だちの夢が叶うために応援してあげてください。」とお話がありました。

 6年生の感想より:

 私は学校の大切さがとても印象に残りました。がけの上でたたずんでいる子と学校で本を読んだり知識を身につけたりしている子の目のかがやきがちがっていました。学校に行くと仕事の選たくしが増え、生活が豊かになるすがたを見ることができました。私達の学校でやっているぼ金活動やアルミ缶集めなどがこの国の人たちの未来につながっていくことができたらいいです。

 私たちが当たり前のように得られている教育の機会が、いかに大切なものなのか、改めて考えさせられました。

オタマジャクシ救出作戦!

 学校の裏に、三角池と呼ばれる小さな池があります。そこには、毎年、オタマジャクシが住みつきます。

 そこで、カリタスの春の風物詩、オタマジャクシ救出作戦が今年も始まりました。救出と言っても、子どもたちにとっては、楽しい楽しいオタマジャクシとりです。家から持ってきたアミ、ペットボトル、虫かごなどを使って、池に鈴なりになってオタマジャクシをねらいます。

 ときどき、オタマジャクシと一緒に池で泳ぐ羽目になる子もいるのですが、そんなことにもめげず、真剣にオタマジャクシとりに熱中するのがカリタスの子っぽいです。

 いろんな学年の縦のつながりも、ここでたくさん生まれていきます。

DELF Prim A1 試験実施






 1月半ばから勉強してきたDELFですが、その試験がカリタス小学校を準会場にして実施されました。聞く、読む、書く、話すの4つの能力を2時間かけてテストしました。横浜日仏学院から4名のフランス人面接官が来校、36名の受験生一人一人に面接を行いました。5回実施した土曜会話特訓には8名の外部講師の先生も応援に駆け付けて下さいました。

 先週は、作文特訓もしました。筆記試験を終えて面接を待つ間、子どもたちは互いに問題を出し合ったり、面接ごっこをしたり、最後の最後まで練習を続けました。辞書なしで筆記体で作文が書けたり、初対面の試験官とユーモアも交えて話ができたそうです。面接会場から出てきた一声が「もっと話したかったのに」「あ~、楽しかった」でした。仏語学習でこうした充実感を味わえたこと、点数や合否は別として、一生の思い出になるでしょう。