1年生から2年生へのプレゼント


 2年生が6月29日から30日にかけて学校に宿泊しました。その時に楽しんでもらえるよう、1年生がプレゼントを考えました。

 1年生は多摩川探検で拾った石を「多摩川の生き物」に見立てました。その際蛍光アクリル絵の具で色を付けました。蛍光絵の具は、ブラックライトを当てると光ります。蝶やテントウムシの模様が鮮やかに浮かび上がり、とても綺麗です。1組、3組は残りの絵の具でドリッピングを楽しみました。絵の具を垂らし、ストローで吹いて風を送り、液を動かします。2組は絵の具を使う最後のクラスだったので、片付けをしながら色水を作りました。ペットボトルにも模様を描きました。ドリッピングの作品を背景画、ペットボトルを光る水として、多摩川の石の側に置き道を作りました。ちょっとした空間ですが、幻想的な世界ができあがりました。

 宿泊当日、2年生はその通路を通り感想を伝えてくれました。「今年は虫がたくさん光っていて驚いた」「まるで宇宙みたいだった」その感想を聞いたら、1年生はきっと大喜びでしょう。図工科として取り組んだサプライズ企画、今年2年目となりましたが大成功となりました。

1年生 動物が来た!


 4月の移動動物園でたくさんの動物に触れあった子どもたちは、「動物のお父さんお母さんになりたい」という強い希望を持っていました。入学したてで、自分の事を優先してきた4月と違い、5月、6月にかけてしっかりと自分の事ができるようになった1年生。動物を飼いたいという気持ちも、少しずつ高まり、どんな動物を飼うか相談してきました。1組が山羊、2組が羊、3組が山羊を飼うことが決まり、校長先生にも許可を頂き、今日を迎えました。

 トラックから降りてくる羊や山羊を今か今かと待ち構える子どもたち。出てきた動物達を見て「可愛い」を連発していました。今年の動物達はお散歩が大好き。子ども達も動物達と楽しそうにお散歩に出かけています。

 動物当番が始まり、毎日奮闘しています。1年生がどんなお父さん、お母さんになるのか、その過程を引き続きブログでお伝えしていきます。

1年図工 うつしてあそぼう 続き


 学校中の色々な場所を探検しながら凸凹を見つけこすり出しを楽しんだ1年生。最後の仕上げとして「本作り」を行いました。色画用紙を使った全6ページの「こすりだしを紹介する本」です。

 まずは、こすりだした紙にL型の厚紙を2枚置き、自分の好きな形を作ります。型を動かすことで、形を大きくしたり小さくしたり長細くしたり、三角を作ることもできました。子どもたちが「ここ!」という場所を決めたら、そこをふちどりはさみで切り、その紙を糊で貼り付けていきます。糊の使い方、技術は格段に進歩しました。のりがベタベタしている本が少なかったことから分かりました。お気に入りのマスキングテープを持参してもらったので、本の中央にテープを貼り付けて自分らしさも出しました。

 表紙は、自分の紹介をしました。洋服と装飾品は、こすりだした紙を使って作りました。裏表紙は本来ならばゴミになってしまう、切り取った後の紙を眺め「何に見えるか」を見つけました。ライオンやキリンなどの動物から、お母さんのエプロンなどもありました。頭の中で思い描く、想像することも図工では大切にしています。

 完成した本は、オープンスペースに吊します。自分の本はもちろん、お友達の本も良いところをたくさん見つけて欲しいと思います。